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No.16花苗の夜蛾類対策に性フェロモン剤を試験導入

更新日:2025年8月21日更新 印刷

朝倉地域は県内最大の花苗産地で、パンジーやビオラ、ハボタンなど様々な花苗が周年で生産されています。秋から冬にかけて出荷される花苗の生産は、8月に播種を、9月に定植を行うことから、秋に増加する夜蛾類幼虫からの食害が問題となってます。

夜蛾類の防除には光を利用した防蛾灯が有効ですが、防蛾灯は初期投資が高く導入のハードルが高いことから、花苗では農薬に頼らざるを得ない状況となっています。

一方、害虫の防除対策として性フェロモン剤が近年注目されています。性フェロモン剤とは、害虫が放出する性フェロモンを化学的に合成した剤です。この剤を配置すると、害虫同士の交信がかく乱され、その結果交尾率が低下することで幼虫による食害を軽減する効果があるとされています。

そこで普及センターでは、環境への負荷や農薬散布労力の軽減等を図ることを目的として、夜蛾類対策に有効な性フェロモン剤を花苗生産者のハウスに8月18日に設置しました。調査は12月まで実施し、防除効果やコストを検討したうえで、導入の有効性などについて2月の研修会で報告する予定です。

今後も普及指導センターでは、環境と人と動物のより良い関係づくりのために、環境に配慮した花き生産の取り組みを推進していきます。

性フェロモン剤が入っている袋とその内容物
普及指導員が花苗生産者に設置方法を説明している

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