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No.11 管内ぶどう生産者を対象とした「着色向上対策講習会」を実施
更新日:2025年7月25日更新
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ぶどうの着色対策の推進にむけて
近年の高温化(特に夏季の高温、高夜温)は、ぶどう栽培にも大きな影響を及ぼしています。特に黒色系のぶどうでは、着色の遅れや着色不良果(赤熟れ)の発生により果実の等級の低下が課題となっています。
このため、普及指導センターでは、管内ぶどう生産者を対象に着色向上に効果がある「環状剥皮処理」(樹の幹に幅1~2cmの切れ目を入れ、樹皮をはぎ取ること)を中心とした着色向上対策講習会を実施しました。
「環状剥皮処理」は生産者の作業面での負担だけでなく、樹に傷をつけるため処理後の樹勢低下につながるのではと心理的な不安もあり、生産者の一部での取り組みにとどまっています。
講習会では、「環状剥皮処理」について、その効果のメカニズムや処理の適期、処理方法及び処理後の管理について資料の説明と併せて実技を実施しました。
後日、関心の高い生産者を中心に園地ごとの巡回指導も行いました。
普及指導センターは、今後とも産地とともに暑さに負けないぶどう作りを支援していきます。

