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No.9気候変動にまけない大豆づくり
更新日:2025年7月16日更新
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「部分浅耕一工程播種」で乾燥対策
JA筑前あさくら管内では、大豆品種「ふくよかまる」の3年目の栽培が始まりました。普及指導センターではJAと連携して「部分浅耕一工程播種技術」の導入拡大を図っており、年々面積が増加しています。
今年は記録的に早い梅雨明けで、乾燥による出芽不良が懸念されました。「部分浅耕一工程播種」は乾燥時の苗立ち確保に有効な技術ですが、その効果を発揮するには耕起深や播種深度の設定が重要です。
そこで、6月30日から7月10日にかけて、本技術を導入する農家に対して、ロータリや播種機の設定支援を行いました。乾燥時には、通常よりトラクタの走行速度を下げて砕土率を高める、種子は鋤床に接するように深く播く、播種後に麦踏ローラーで鎮圧する等を指導しました。
普及指導センターは今後も関係機関と連携して、「気候変動にまけない大豆づくり」を技術面で支援してまいります。

