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譲渡可能な犬・猫の致死処分ゼロを達成!
~ 人も動物も幸せな社会を目指して ~
県では、「福岡県ワンヘルス推進行動計画」及び「福岡県動物愛護推進計画」において、人と動物が共生できる社会の実現を目的として、「犬・猫の致死処分ゼロ」を目指し、様々な取組を進めています。
これらに基づき、適正飼養の普及啓発等に取り組んだ結果、令和5年度に県内の動物愛護センター等で収容された犬・猫のうち、譲渡可能な犬・猫の致死処分が、初めてゼロになる見込み(※)となりました。
※令和5年度速報値による。
引き続き、譲渡可能な犬・猫の致死処分ゼロを維持していくとともに、適正飼養の普及啓発や地域猫活動の推進により、動物愛護センター等への収容を減少させ、譲渡できない犬・猫を含めた致死処分の削減に努めます。
1 県内の犬・猫の致死処分の推移
2 本県の取組(北九州市、福岡市及び久留米市を除く)
(1)返還・譲渡の促進
・マイクロチップ装着等による所有明示の普及に努め、飼い主への返還を促進。
令和5年度実績 動物愛護フェスティバルふくおかや、県による防災訓練においてチラシ配布を実施。譲渡する犬・猫へのマイクロチップ装着又は愛護団体への施術券の交付。 |
・やむを得ず保健所に引き取られた犬・猫は、個人への直接譲渡に加え、動物愛護団体と連携して譲渡先を探す取組みを実施。
令和5年度実績:連携団体数32団体、譲渡頭数403頭 |
・動物愛護センターを改修し、猫の飼養施設を、猫とのふれあいを通じて猫を飼いたい人とマッチングしやすい施設にリニューアルするとともに、ホームページの譲渡情報を充実させることにより、動物愛護団体と連携した譲渡を促進。
(2)地域猫活動の推進
・市町村が行う地域猫の不妊去勢手術費用を補助(平成26年度~)
実施市町村数 平成26年度:9市町村→令和5年度:18市町村 |
・動物愛護団体を活用し、エサやりやトイレの適正管理の協働を通じた地域住民の担い手育成等の事業を実施(令和5年度~)
令和5年度実績:4市町村 |
・今年度、動物愛護センターに地域猫専用の不妊去勢手術室を新設予定。
(3)正しい飼い方の啓発
・終生飼養や不妊去勢手術など適正飼養に関するチラシ配布
令和5年度実績 10月22日に開催した動物愛護フェスティバルふくおかや街頭キャンペーンにおいてチラシ配布や幼稚園・小学校等での動物愛護教室を実施。 |
・動物愛護センターで犬のしつけ方教室や「にゃんにゃんセミナー」の実施。
(4)飼育放棄の防止
・保健所において、飼養を放棄し、引取りを求める飼い主に対して、飼養継続や新たな飼い主を探していただくよう粘り強く説得。
3 今後の目標
・引き続き、譲渡可能な犬・猫の致死処分ゼロを維持していく。
・その他の犬・猫についても、適正飼養の普及啓発や地域猫活動の推進により、動物愛護センター等への収容を減少させ、結果的に致死処分を減らしていく。