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令和6年度も犬・猫の致死処分ゼロを達成!(2年連続)
~ 人も動物も幸せな社会を目指して ~
県では、「福岡県ワンヘルス推進行動計画」及び「福岡県動物愛護推進計画」において、人と動物が共生できる社会の実現を目的として、「犬・猫の致死処分ゼロ」を目指し、様々な取り組みを進めています。
これらに基づき、適正飼養の普及啓発等に取り組んだ結果、令和6年度も引き続き県内の動物愛護センター等で収容された譲渡可能な犬・猫の致死処分が、ゼロになる見込み(※)となりました。
(※)令和6年度速報値による。
これは県に引き取られた犬・猫の新しい飼い主を見つけていただいた動物愛護団体や地域猫活動に取り組んでいただいたボランティア、それぞれの努力があってこそ実現したものです。
今後も犬・猫の致死処分ゼロを維持していくとともに、適正飼養の普及啓発や地域猫活動の推進により、動物愛護センター等への収容の減少に努めます。
1 県内の犬・猫の致死処分の推移
2 本県の取組(北九州市、福岡市及び久留米市を除く)
以下の取り組みを行ったことにより、2年連続ゼロを達成したと考えます。
(1)返還・譲渡の促進
・県獣医師会の協力のもと、マイクロチップ装着等による所有明示の普及に努め、飼い主への返還を促進。
・やむを得ず保健所に引き取られた犬・猫は、個人への直接譲渡に加え、動物愛護団体と連携して譲渡先を探す取り組みを実施。
・保護猫譲渡促進のため、動物愛護センターの猫の飼養施設を、猫とのふれあいを通じて猫を飼いたい人とマッチングしやすい施設に改修。
・動物愛護センターのホームページの譲渡情報を充実させることにより、動物愛護団体と連携した譲渡を促進。
【新たな取り組み】
・譲渡までの負担が大きい保護犬・保護猫の譲渡に取り組む動物愛護団体に対し助成(令和7年度~)
・福岡県動物愛護フェスティバルの充実(令和7年度~)
令和7年度は11月2日(日)に実施予定 企画公募を行い、県民に親しみやすい保護犬・保護猫啓発イベントを計画中です。 |
(2)地域猫活動の推進
・市町村が行う地域猫の不妊去勢手術費用を補助(平成26年度~)
・動物愛護団体を活用し、エサやりやトイレの適正管理の協働を通じた地域住民の担い手育成等の事業を実施(令和5年度~)
・動物愛護センターに市町村が行う地域猫の不妊去勢手術のための専用手術室を設置(令和6年度~)
(3)正しい飼い方の啓発
・終生飼養や不妊去勢手術など適正飼養に関するチラシ配布
(福岡県庁ホームページ)動物愛護関連パンフレット・チラシ集↓
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/doubutuaigopamphlet.html
・動物愛護センター等で犬のしつけ方教室や「にゃんにゃんセミナー」の実施。
(4)飼養放棄の防止
保健所において、飼養を放棄し、引取りを求める飼い主に対して、飼養継続や新たな飼い主を探すよう粘り強く説得。
3 今後の目標
・引き続き、譲渡可能な犬・猫の致死処分ゼロを維持していく。
・その他の犬・猫についても、適正飼養の普及啓発や地域猫活動の推進により、動物愛護センター等への収容の減少に努めます。