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~西日本初の導入決定~ FCトラックによる輸送が開始されます

発表日:2023年6月28日 14時00分 印刷
担当課:
商工部自動車・水素産業振興課
直通:
092-643-3448
内線:
3771,3779
担当者:
岩尾、西村

このたび、県内物流事業者2社において、西日本初となるFCトラックの導入が決まり、商用運用が開始されることとなりました。これに先立ち、7月3日に県庁で出発式を開催します。出発式では、服部知事がFCトラックに試乗します。

〇県では、令和4年3月に「福岡県地球温暖化対策実行計画(第2次)」を策定し、2030年度の運輸部門のCO2排出量削減目標を「自動車1台当たり2013年度に比べ37%の削減」と設定しました。この目標を達成するには、走行時にCO2を排出せず、航続距離、燃料供給時間に優れたFCトラックの導入が必要です。

〇令和3年度には、県トラック協会やトヨタ自動車に協力いただき、 FCトラックの実用性や快適性、経済性等を検証する「FCトラック輸送実証」を実施しました。

○また、昨年12月には、FCトラック先進拠点の構築を目指し、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ株式会社(以下、「CJPT」:トヨタ自動車、いすゞ自動車等が参画)との間で、「地域交通を含めた商用車におけるFCモビリティの普及に関する連携協定」を締結したところです。こうした中で、今回FCトラックの商用運用が開始する運びとなりました。

〇今回の導入を契機とし、今後さらにFCトラックの普及を促進し、物流業界におけるCO2排出量削減を目指すとともに、本県がFCトラックの先進拠点となり、成長分野である水素関連産業の集積を図っていきます。


1 FCトラック導入事業者(2社)

  福岡県水素グリーン成長戦略会議のFCトラック導入補助金の公募により決定。

  ・福岡運輸株式会社(福岡市博多区空港前2丁目2番26号)
   主な運行エリア:福岡圏域
   主な輸送品  :食料品等

  ・株式会社博運社(福岡県糟屋郡志免町別府北3丁目4番1号)
   主な運行エリア:福岡圏域
   主な輸送品  :日用雑貨等

  ・FCトラック概要
   積載量:2,950kg
   航続距離:260km
   燃料:圧縮水素(10.5kg)

2 FCトラック出発式概要

  (1)日時 令和5年7月3日(月)13時00分~13時45分


  (2)場所 福岡県庁行政棟南側玄関


  (3)主な出席者(予定)

     服部(はっとり) 誠太郎(せいたろう) 福岡県知事

     香原(こうはら) 勝司(かつじ)  福岡県議会議長

     富永(とみなが) (たい)(すけ)  福岡運輸株式会社 代表取締役社長

     長元(ながもと) 美代(みよ)  株式会社博運社 専務取締役

     中嶋(なかじま) 裕樹(ひろき)  CJPT 代表取締役社長 (トヨタ自動車株式会社 副社長)

     奥山(おくやま) 理志(さとし)  CJPT プロジェクトリーダー (いすゞ自動車株式会社 常務執行役員)

     二又(ふたまた) (しげ)(はる)   福岡県トラック協会 会長

     中村(なかむら) 智一(としかず)   いすゞ自動車九州株式会社 代表取締役社長

 

  (4)式典内容

    ・知事、来賓、導入事業者等の挨拶

    ・テープカット

    ・FCトラック鍵贈呈

    ・FCトラック試乗(県庁敷地内)

 

   (参考1)CJPTについて

    ・正式名称  Commercial Japan Partnership Technologies(コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ)株式会社
    ・所在地    東京都文京区
    ・資本構成  トヨタ自動車(70%)、いすゞ自動車(10%)、スズキ(10%)、ダイハツ工業(10%)
    ・事業内容  商用車におけるCASE技術・サービスの企画

 

   (参考2)福岡県水素グリーン成長戦略会議について

    ・組織概要  世界的にカーボンニュートラルの動きが加速する中、産業分野を含めた社会全体の脱炭素化に向けて、  
             環境施策を経済成長につなげ、福岡県での水素による「グリーン成長」を図ることを目的とした、
             産学官からなる連携組織
    ・会長      日本製鉄(株) 佐藤 直樹 代表取締役副社長
    ・顧問         福岡県知事、北九州市長、福岡市長、九州経済産業局長、九州地方環境事務所長、九州大学総長
    ・会員数      895企業・機関(令和5年6月1日現在)