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パートナーシップ宣誓制度に関する包括連携の拡大と民間事業者サービス提供の拡充!
県では、性の多様性を認め合い、性的指向や性自認にかかわらず、人生を共にしたい人と安心して生活できる
福岡県を目指し「福岡県パートナーシップ宣誓制度」*1を実施しています。
これまで、県内6市3町(北九州市、福岡市、直方市、田川市、古賀市、福津市、粕屋町、香春町、苅田町)及び佐賀県との間で、転居等をした場合の (1)転出自治体が交付する受領証の継続利用、(2)サービスの相互利用 に関する包括連携を行っています。
このたび、行橋市 及び 中間市 と包括連携の協定を締結することとなりました。これにより、更なる利用者の負担軽減や制度の利便性向上を図ります。
また、当事者から要望の強い*23業種(医療、賃貸住宅及び住宅ローン関係)について、民間事業者が提供するサービスが15の福岡県広域地域振興圏域*3全てで提供されることとなりました。
*1「福岡県パートナーシップ宣誓制度」 双方または一方が性的少数者のカップルが、日常生活において相互に協力し合い、人生を共にすることを県に宣誓し、県が「パートナーシップ宣誓書受領証カード」を交付する制度
*2当事者からの要望 不動産業者に対しカップル向け賃貸住宅情報を提供してほしい、医療機関での病状の説明や手術の同意等の対象者として認めてほしい、等
*3 「福岡県広域地域振興圏」 通勤・通学の人口動態、地理的状況、歴史的経緯などを総合的に勘案して設定した圏域
(1)北九州市、(2)遠賀・中間、(3)京築、(4)福岡市、(5)筑紫、(6)糟屋中南部、(7)宗像・糟屋北部、(8)糸島、 (9)朝倉、(10)八女・筑後、(11)久留米、(12)有明、(13)直方・鞍手、(14)飯塚・嘉穂、(15)田川
1 包括連携の拡大について
(1)協定について
・協定締結先 8市3町(北九州市、福岡市、直方市、田川市、行橋市、中間市、古賀市、福津市、粕屋町、香春町、苅田町)及び佐賀県
・2市との協定締結日 令和7年4月1日
・協定書の内容 別添1 県内市町との協定書、別添2 佐賀県との協定書
(2)包括連携の効果
制度をを導入している全ての自治体間で包括的に連携(転出自治体が交付する受領証の継続 利用及び協定締結自治体内で提供される行政サービスの相互利用)ができるようになる。
2 民間事業者が提供するサービス拡大に向けた取組
これまで、当事者から要望の強い3業種(医療、賃貸住宅及び住宅ローン関係)の15福岡県広域地域振興圏域におけるサービス提供*4に向けて取り組んできました。
昨年度は、既に全圏域でサービスが提供されている住宅ローン関係を除いて、サービス未提供圏域である医療7圏域及び賃貸住宅4圏域でのサービス提供に向け、各地区医師会、(公社)福岡県宅地建物取引業協会等の理解と協力を得て、職員による事業者への個別訪問により、働きかけを行ってきました。 この結果、令和7年3月、上記3業種について、15圏域全てでサービス提供が開始されることとなりました。
*4提供されるサービス内容例
医 療 : パートナーへの病状説明・治療方針の同意等ができる。
賃 貸 住 宅 : 物件のあっせん、賃貸住宅への入居について、家族として取扱う。
住宅ローン : 収入合算や連帯保証人について、パートナーも配偶者として取扱うことができる
*5 サービスが提供される圏域
●別添1 県内市町村との協定書
●別添2 佐賀県との協定
●記者提供資料●