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福岡県女性活躍実践会議からのD&I経営の推進に向けた提言「進化する企業へ」~今こそ、「多様性を認めあい、人を活かす経営」の実践を~
様々な分野で活躍する県内の女性経営者やリーダーが集まり、女性活躍を後押しする「福岡県女性活躍実践会議」(座長 大曲 昭恵 福岡県副知事)では、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の実現」を目標に掲げ、D&Iの意義や必要性等を企業に広めていく活動を行っています。
このたび、これまでの学びや議論をもとに、経済団体や企業経営者に向けたD&I経営の推進に向けた提言「進化する企業へ」をとりまとめました。
提言では、D&I経営を実践する上での取り組みの方向性を示しております。
今後は、この提言をもとに、経済団体や企業経営者に向けて、目まぐるしい経営環境の変化に対応できる経営のあり方として、D&Iの実践を広く呼びかけていく予定です。
その活動の一環として、8月30日(水)に開催される「福岡県女性の活躍応援協議会」(経済団体や関係団体等で構成。本日記者提供済)の中で、女性活躍実践会議のメンバーが、この提言「進化する企業へ」の説明を行います。
※D&Iとは、直訳すると「多様性」と「包摂」を意味し、多様な人材がそれぞれの能力を活かして活躍できる環境をつくり、活力や価値創造につなげていく考え方です。
1 提言の構成
D&I経営を実践する上での取り組みの方向性を4つの観点から示す。
(1)経営トップが意識を変える
・経営戦略の一環としてD&I推進を位置づけ、社員と共有する。
・アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づき、組織として対処する。
(2)従業員(管理職を含む)の意識改革や能力開発に、積極的に関わる
・D&I経営の推進役となる管理職の意識変革を図る。
・入社初期段階から計画的な人材育成を図る。
(3)「人材の多様性」と「働き方の多様性」の両面からアプローチする
・多様な人材を受け入れるだけでなく、デジタルの活用等により、誰もが働きやすい環境づくりを
推進する。
(4)対話によるコミュニケーションを活性化させ、組織の文化として根付かせる
・対話によるコミュニケーションを重視し、「心理的安全性」を確保することで、ウェルビーイングな
(幸福度の高い)組織づくりを進める。
2 福岡県女性活躍実践会議 名簿
別紙のとおり
福岡県女性活躍実践会議 名簿 [PDFファイル/105KB]
3 その他
提言書及び付属資料は、福岡県女性の活躍推進ポータルサイトに掲載。
https://joseikatsuyakuoentai.pref.fukuoka.jp/approaches/detail/75