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”食の都”パリで福岡県の食・伝統工芸品・観光をPRしました!
福岡県は11月23日(日)から27日(木)にかけて、服部知事と県議会代表で構成する訪問団をフランス・パリに派遣し、欧州市場における本県の認知度向上と観光誘客、県産品の販路拡大を目的としたトップセールスを実施しました。
今回の訪問では、世界的グルメサイト「ラ・リスト」がフランス外務省で開催した国際イベントに参加し、本県の食と伝統工芸を世界のトップシェフやメディア等に力強く発信しました。
また、現地の旅行会社やメディアなどを招き、本県の食や観光の魅力を紹介する観光セミナーを開催したほか、八女茶の輸出促進を図るため、茶商と具体的な意見交換を行うなど、県産品の販路拡大にも取り組みました。
さらに、訪仏の機会を捉えて、水素モビリティ分野で注目される新興企業HysetCoと意見交換や、国際獣疫事務局(WOAH)パリ本部を訪問し、「ワールド・ワンヘルス・コングレス」※の福岡県への誘致活動を行いました。
1.行程
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日時 |
内容 |
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11月24日 |
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パリ着 |
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18時00分~ 23時30分 |
1.ラ・リスト主催イベントでのPR |
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11月25日 |
10時30分~ 12時00分 |
2.フランスの茶商との意見交換 |
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15時00分~ 17時00分 |
3.水素モビリティの新興企業(HysetCo)との意見交換 |
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19時00分~ 21時30分 |
4.福岡県観光セミナー・交流会 |
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11月26日 |
10時00分~ 11時00分 |
5.国際獣疫事務局(WOAH)パリ本部訪問 |
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パリ発 |
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2.行事内容
(1)ラ・リスト主催イベントでのPR
世界トップクラスのシェフやホテル、メディア関係者などが集う「ラ・リスト」主催イベントにおいて、福岡県ブースを設置し、本県出身のフレンチシェフで、今回ラ・リストから特別賞を受賞した福山剛氏監修による県産食材を使用した料理やチョコレートを提供しました。
また、料理に加えて、八女茶や県産酒を提供するとともに、レストランでの利用が可能な器類の展示、博多人形・久留米絣・博多織といった伝統工芸品を一体的に紹介することで、福岡の食と伝統工芸の魅力を発信しました。
(福岡の食をPR)

(福岡県ブース)
(2)フランスの茶商との意見交換
八女茶を取り扱うル・パルティ・ドゥ・テ社のルブラン代表と会談し、八女茶の販売状況や市場での評価、消費者層の傾向を詳しくヒアリングするとともに、効果的なプロモーション手法について意見交換を行いました。
八女茶は現地でも高い評価を受けており、今後の販路拡大に向けた継続的な連携を確認しました。
(意見交換)

(八女茶が販売されている店舗)
(3)水素モビリティの新興企業HysetCoとの意見交換
水素ステーション整備や水素製造、燃料電池タクシーの運行や車両メンテナンスまで一体的に手掛けるHysetCo社を訪問し、ロイック・ヴォワザン社長と福岡県の水素利活用戦略を共有するとともに、今後の水素モビリティの本格普及に向けた取組や、カーボンニュートラル実現へのワンヘルスの貢献について、活発な意見交換を行いました。

(意見交換)

(水素タクシー見学)
(4)福岡県観光セミナー・交流会
現地の旅行会社・メディア関係者を対象に観光セミナーを開催しました。
知事からは、大相撲九州場所や、福岡・九州が舞台の「ツール・ド・九州」など、欧州の関心が高いスポーツ・文化資源を中心に紹介。また、フランス人プレゼンターからは、ネイティブ目線で、福岡の自然・工芸・食文化を紹介するとともに、フランスでの漫画人気を受けて、福岡ゆかりの漫画家・松本零士氏の作品などにも触れ、参加者の関心を大きく喚起しました。

(プレゼンテーション)

(意見交換)
(5)国際獣疫事務局(WOAH)パリ本部訪問
モンセラート・アロヨ副事務局長と会談し、福岡県のワンヘルスの取組を紹介 するとともに、「ワールド・ワンヘルス・コングレス(※)」2028年大会の福岡誘致に向けた支援を要請しました。
副事務局長からは「是非支援させていただきたい」というお言葉をいただき、ワンヘルスの取組に関する連携強化に前向きな姿勢も示されました。

(意見交換)

(「ワールド・ワンヘルス・コングレス」福岡県誘致の要請書を手交)
※人・動物・環境の健康とウェルビーイングの向上に向け、分野横断的で協働的なアプローチを推進することを目的として、医・獣・農・環境等の研究者が一堂に会し、ワンヘルスに関して重要な課題や研究成果、政策動向等について議論する世界最大のフォーラム

