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福岡県・ニューサウスウェールズ州交流促進訪問団が 同州シドニー及びニューカッスルを訪問しました

発表日:2024年8月15日 14時00分 印刷
担当課:
国際政策課
直通:
092-643-3214
内線:
2554
担当者:
大堤、成田
 

 福岡県と豪州ニューサウスウェールズ州は、昨年11月に「水素分野における協力促進に関する覚書」を締結するなど、水素産業やスポーツ等の分野において緊密な連携を図っています。

 水素の取組を前に進めるとともに、観光や教育等の分野で連携交流を図るため、知事、県議会議長をはじめとする訪問団が同州シドニー及びニューカッスルを訪問しました。

 

1.シドニー福岡県人会との意見交換会(8月5日)[シドニー]

 令和4年度から実施している国際人財育成事業などについての活発な意見交換が行われました。知事は、シドニーとの交流の架け橋として協力いただいている県人会の皆様に感謝を述べるとともに、「来年は、第12回福岡県人会世界大会が福岡で開催される。皆さんの里帰りをお待ちしている。」とあいさつしました。

 
県人会の皆さんと
県人会の皆さんと​訪問団

 

2.セントラルシドニー・インテンシブ・イングリッシュ・ハイスクール訪問(8月6日)[シドニー]

 英語を母国語としない生徒が、中学校、高校の授業についていける英語力を身に付けるため、ニューサウスウェールズ州政府が設置しているインテンシブ・イングリッシュ・センター(ハイスクール)を訪問し、同施設の取り組みを視察しました。

 知事はあいさつの中で「世界から選ばれる福岡県の実現のためには、海外から来られた皆様が、安全で安心して、そして快適にストレスなく暮らすことができ、活躍していただける環境を整える必要がある。日本語教育は極めて大きな課題であり、このハイスクールの取り組みを学ばせていただきたい。」と述べました。

 

あいさつする知事

施設訪問の様子

あいさつする知事 

意見交換の様子

 

3.観光セミナー・交流会(8月6日)[シドニー]

 現地旅行会社、メディア等約50名を招いて、本県の食・観光をPRするセミナーを開催しました。知事は冒頭のあいさつにおいて、「福岡県の魅力は、何と言っても『食』。福岡は食の都、『食都ふくおか』」と紹介しました。

 セミナー後の交流会では、八女茶や県産酒を堪能していただき、最後に全員で「炭坑節」を踊って締めくくりました。

 参加者からは「アクセスや四季折々の見どころなどの情報が豊富で、非常に役に立った。早速ツアー商品を造りたい」といった声が寄せられるなど、今後、オーストラリアからのさらなる誘客が期待されるセミナーとなりました。

 

あいさつする知事

意見交換する知事

本県の魅力をPRする知事

現地旅行会社と意見交換する様子

 

4.ニューサウスウェールズ州教育省訪問(8月6日)[シドニー]

 ニューサウスウェールズ州教育省を訪問し、マーティン・グラハム副長官をはじめとした政府関係者と意見交換を行いました。

 知事が「両県州の高校でスポーツ選手の相互交流を行っていきたい。」と述べたのに対し、グラハム副長官から「将来、相互交流をきっかけに、お互いの選手がひとつのチームとして試合に出る、あるいはオリンピックに一緒に出場するなど、そのような機会が生まれれば素晴らしい。」との発言があり、両県州の教育分野での関係の端緒を開くことができました。

 

意見交換を行うグラハム副長官と知事

教育省の皆さんと県訪問団

意見交換を行うグラハム副長官と知事

教育省の皆さんと県訪問団

 

5.ニューサウスウェールズ州産業貿易大臣及びエネルギー環境大臣表敬訪問(8月6日)[シドニー]

 同州政府アナラック・チャンシヴォン産業貿易大臣及びペニー・シャープ エネルギー環境大臣を表敬訪問し、水素エネルギー分野をはじめとした両地域の産業貿易に関する意見交換を行いました。

 知事が「カーボンニュートラルのキーテクノロジーである水素エネルギーについてさらに協力を進めていきたい。今後、オンライン会議などを行い、両県州での情報交換をこれまで以上に密接に行っていきたい。」と述べたのに対し、産業貿易大臣は「福岡県とニューサウスウェールズ州は共に同じ方向に進んでいる。お互いに協力しながら進めていきたい。」と応え、今後も協議を継続していくことを確認しました。

 
チャンシヴォン大臣
チャンシヴォン大臣(中央)と県訪問団

 

6.教育旅行セミナー・交流会(8月6日)[シドニー]

 現地学校やニューサウスウェールズ州教育省等の関係者を招いて、教育旅行先としての本県の魅力をPRするセミナーを開催しました。

 セミナーでは、太宰府天満宮や九州国立博物館などの施設や、博多人形の絵付けや陶芸などの伝統工芸体験を紹介しました。現地学校関係者からは、「子どもたちに伝統工芸の体験をさせたい。」、「日本の学校と交流はできるのか。」といった意見や質問が多数寄せられ、盛況のうちに終了しました。

 
知事挨拶 セミナーの様子
本県の魅力をPRする知事 教育旅行セミナーの様子

 

7.ニューサウスウェールズ州関係者との意見交換会(8月6日)[シドニー]

 在シドニー日本国総領事館をはじめ、自治体国際化協会シドニー事務所、ジェトロシドニー事務所、ニューサウスウェールズ州ラグビー協会、永倉基金、現地日系商社など、本県とニューサウスウェールズ州との交流促進にご協力いただいている関係者と今後の両地域の交流について意見交換会を実施しました。

 知事は、「今回の訪問を契機に、両地域の連携がさらに深まることを期待している。」とあいさつしました。

 
意見交換の様子 関係者集合写真
意見交換の様子 関係者のみなさんと県訪問団

 

8.エムシーアイ・カーボン社及びニューカッスル大学エネルギー資源研究所訪問(8月7日)[ニューカッスル]

 ニューサウスウェールズ州の水素拠点となるニューカッスルでは、二酸化炭素を固定化し、建築用資材などを製造する技術を有するエムシーアイ・カーボン社と、同社が実証プラントを設置するニューカッスル大学エネルギー資源研究所を訪問しました。

 知事は、「福岡県とニューサウスウェールズ州との間で締結した水素分野における協力促進に関する覚書に基づいて、今後あらゆる機会を捉えて、両地域間の企業のビジネスマッチング、あるいは大学間の交流を積極的に進めていく。両県州の産業経済の発展のために、お互いにとってウィンウィンの関係を築いていきたい。」と述べました。

 
研究所の説明 視察
研究所の説明を受ける様子 建築用資材の製造過程について説明を受ける様子

 

9.オリカ社訪問(8月7日)[ニューカッスル]

 ニューカッスルに大規模なアンモニア製造プラントを設置するオリカ社は、グリーン水素製造に向けた「ハンター・バレー水素ハブ・プロジェクト」を進めています。

 知事は、「福岡県では水素大規模拠点の構築に向けた取り組みを進めている。水素の利用、活用を進めることは、地球環境を守り経済産業を発展させ、環境と経済との好循環を生み出す。これから私たちと力を合わせ、グリーン水素社会の構築のためにご協力をお願いしたい。」と述べました。

 
プラントの説明を受ける様子 事業の説明を受ける様子
プラントで説明を受ける様子