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「久留米綿入はんてん」を県知事指定特産工芸品に指定!~福岡の冬を支える伝統工芸品。その魅力とは?~
福岡県では、県内で製造される郷土色豊かで、一定の伝統性を有する工芸品や民芸品を、県知事指定特産民工芸品として指定し、伝統工芸品産業の振興に取り組んでいます。
このたび、新たに「久留米綿入はんてん」(製造地:筑後市、久留米市、三潴郡大木町)を令和7年12月19日付けで県知事指定特産工芸品に指定します。
今回の指定に伴い、県知事指定特産工芸品は合計38品目となります。
また、12月18日に知事による発表会を開催し、「久留米綿入はんてん」の歴史や特徴的な作業工程について説明を行います。
発表会
1 日時
令和7年12月18日(木) 10時40分~11時10分
2 場所
福岡県庁8階 特別会議室
3 出席者
(1)筑後染織協同組合
理事長 光延 伸二 (株式会社ミツノブ)
吉開 ひとみ (宮田織物株式会社)
光延 俊郎 (有限会社光延織物)
事務局長 中尾 英明
(2)福岡県議会(地元選出議員)
議長 藏内 勇夫
議員 原口 剣生
議員 秋田 章二
議員 江口 善明
議員 新井 富美子
議員 井上 寛
4 次第
(1)知事発表
(2)筑後染織協同組合 光延理事長挨拶
(3)地元選出議員代表 藏内議長挨拶
(4)筑後染織協同組合による久留米綿入はんてんの紹介
(5)質疑応答
(6)記念撮影
久留米綿入はんてん(くるめわたいれはんてん)
久留米綿入はんてんは、表地と裏地の間に綿を入れたもので、木綿わた独特の保温性を持つ衣服です。デザインに沿って裁断・縫製された布地に対し、二人一組が左右から同時に作業し、生地と生地の間にむらなく綿を入れる「綿入れ」や、中綿が偏らないよう、手作業で要所を縫い付ける「とじり」の工程が特徴です。
江戸時代から、庶民の防寒着として用いられ、1947年から、筑後地域の織元において本格的な生産が始まりました。
現在では、筑後染織協同組合に属する6事業者によって、久留米綿入はんてんの製造が行われています。

(写真:久留米綿入はんてん)

