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学生等が久留米絣の後継者を目指し就業体験! 第1弾:久留米絣の後継者確保インターンシップツアーを実施します
伝統的工芸品産地においては後継者が不足しており、産地を支える後継者の確保が課題となっています。
そこで県では、令和3年度から、全国のものづくり系の学校に通う伝統工芸に高い関心を持つ学生等を対象として、伝統的工芸品産地での後継者確保インターンシップツアーを実施しています。
今年度第1回目となる今回は、11月25日~27日に久留米絣の織元でツアーを実施します。
インターンシップでは、産地での製作体験、生活体験、生産者との交流を通して、産地をより深く知ってもらうとともに、学生と受入織元のマッチングを行うことで後継者になり得る若者の発掘を行います。
※これまでに小石原焼産地で実施したインターンシップでは、複数の方が窯元に就職し、東峰村に移住をしています。
※今後、上野焼産地、小石原焼産地でもインターンシップを実施予定。(別途プレスリリース予定)
1 インターンシップツアーについて
(1)日程
令和5年11月25日(土)~11月27日(月)(2泊3日)
(2)主な実施場所
池田絣工房(福岡県筑後市久富1840)
(3)参加者・参加人数
全国のものづくり系の学校に通う学生等・5名
(4)インターンシップツアーの内容
仕事体験、先輩移住者や筑後市役所職員との座談会、久留米絣販売店の見学等
(※詳細については以下スケジュールをご参照ください。)
別紙1_久留米絣インターンシップツアースケジュール [PDFファイル/77KB]
小石原焼産地でのインターンシップの様子(令和4年度)
2 久留米絣について
福岡県筑後地方で生産されてきた綿織物。染めた綿糸を織ることで生まれる独特なかすれ模様が久留米絣の大きな特徴。着心地がよく、夏は涼しく冬は暖かい機能性の高さが人気で、伝統的な幾何学模様や藍染めだけでなく、ライフスタイルに合わせたモダンな柄やポップな色合いの製品も多く作られている。
久留米絣の機織りの様子
久留米絣の藍染の様子
3 池田絣工房について
大正8年創業で、約100年以上の歴史を持つ久留米絣の織元。天然藍で先染めした糸を手織りし、反物を製作するとともに、服や雑貨の製造も行っている。伝統を継承しながらも、久留米絣の可能性を広げるため、常に変化し、時代に合わせたものづくりを行っている。
4 取材について
取材をご希望の場合は、別紙2「取材申請書」にて11月24日(金)正午までにお申し込みください。※取材時間は、11月25日(土)の15時~16時の仕事体験の時間に限定させていただきます。