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パスポートセンター久留米支所における書類の紛失について
1 概要
パスポートセンター久留米支所(以下「支所」という。)において、パスポート発給申請業務委託先の職員(以下「A」という。)が、申請手続に係る書類を紛失したもの。
2 紛失した個人情報
パスポート発給申請(2件分)に係る関係文書に含まれる下表の個人情報 10名分(別紙のとおり)
3 経緯
〇1月23日(火)
・発給申請2件分に関し、本所が発給確認のための照会文書を支所へFAX送付。
・Aが、照会文書と関係文書を照合して、発給に問題がないことを確認。
〇1月25日(木)
・Aが関係文書を保存しようとしたところ、戸籍謄本の紛失が発覚。
〇2月2日(金)
・捜索及び紛失の経緯の確認過程において、戸籍謄本以外の関係書類も紛失していることが新たに発覚。
4 対応状況
・申請者を訪問し、事案説明と謝罪を行った。
・申請関係者に対しては、事案説明と謝罪を行っているところ。
・紛失した文書については、1月25日以降、支所内を捜索するも、現時点で発見には至っていない(※執務室内は部外者の立入りを禁止しており、部外者による持ち去りが発生する可能性は極めて低い。)。
5 紛失による影響
現在のところ、紛失による影響は確認されていない。
6 原因・問題点
・支所では業務マニュアルで関係書類の保管について規定していたが、Aが関係書類を指定の場所に保管せず、執務室内の共用スペースに置いたため、他の文書と混入し、誤って廃棄してしまった可能性が高い。
・処理途中の文書の保管状況のチェック体制が講じられていなかったため、紛失の発覚が遅れた。
7 再発防止策
・委託先に対し厳重に注意するとともに、委託業務に係る作業手順の遵守とダブルチェックの実施徹底を改めて指導し、監督を強化する。
・支所において、処理途中の文書の保管状況を確認するためのチェックリストを新たに作成・運用し、業務終了後に委託先職員と支所職員で確認する。
・個人情報の適正な取扱いに関する意識向上を図るため、各支所長を対象に研修を実施し、支所長から職員に対して周知徹底するよう指導する。