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福岡県歯科口腔保健推進計画(第3次)を策定しました
「福岡県歯科口腔保健推進計画(第3次)」を策定しました
本県では、県民の歯と口腔の健康づくりに関する基本的施策を総合的に進めるため、「福岡県歯科口腔保健推進計画」を策定し、取り組みを行ってきました。
今般、現計画である「福岡県歯科口腔保健推進計画(第2次)」(計画期間:令和元年度~令和5年度)が最終年度を迎えるにあたり、県の歯科口腔保健の現状を踏まえ、現計画を見直し、「福岡県歯科口腔保健推進計画(第3次)」を策定しました。
1 計画策定の趣旨
県民にとって健康で質の高い生活を営む基盤となる歯科口腔保健の実現に向けて、現状や課題をふまえて目標を定め、取り組むべき施策を明らかにする。
2 策定根拠及び計画期間
策定根拠 : 「歯科口腔保健の推進に関する法律」第13条第1項及び「福岡県歯科口腔保健の推進に関する条例」第7条第1項
計画期間 : 2024(令和6)年度 ~ 2029(令和11)年度(6年間)
3 福岡県の現状
・1歳6か月児(R3)、3歳児(R3)、12歳児(R4)のう蝕有病率がいずれも全国平均より高い
・40歳で歯周炎を有する者が約4割いる(R4)
・80歳で20本以上の自分の歯を有する者の割合は45.5%と全国平均の51.6%より低い(R4)
4 主な目標
項目 |
直近値 |
目標値(R11) |
3歳児でう蝕のない者の割合の増加 |
88.8%(R3) |
95% |
12歳児の1人平均う歯等数の減少 |
0.9本(R4) | 0.6本 |
40歳で歯周炎を有する者の割合の減少 |
42.4%(R4) |
30% |
80歳で20本以上の自分の歯を有する者の割合の増加 |
45.5%(R4) |
70% |
過去1年間に歯科受診(検診を含む)した者の割合の増加 |
59.0%(R4) | 70% |
5 主な施策
(1)ライフステージに応じた歯科口腔保健施策の推進
ライフステージ(妊産婦・乳幼児期、学齢・青年期、成人期、高齢期)の特性を踏まえて施策を推進。
・う蝕予防、歯周病予防
・口腔機能獲得、維持・向上
・定期健診受診率の向上
(2)歯と口腔の健康づくりを支える社会環境整備
・歯科口腔保健の提供体制の整備(離島・へき地、災害時、医科歯科連携、感染症予防)
・正しい知識の普及啓発
・人材の確保と育成
・調査および研究