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中国九州間連系線(関門連系線)の事業実施主体等の募集開始
○ 県が県議会とともに、国に要望してきた関門連系線の増強に向けて、電力広域的運営
推進機関(OCCTO)が、事業実施主体等の募集を開始しました。
○ 関門連系線の事業実施主体等の募集開始に係る服部知事コメントは以下のとおりです。
【服部知事コメント】
過去10年にわたって、県が県議会とともに、国に要望してきた関門連系線の増強が、実現に向けて動き出したことを大変喜ばしく思います。 この増強によって、九州から本州への送電量が増大し、再生可能エネルギーの出力制御量が低減することにより、再エネの効率的な利用が期待されます。国及びOCCTOにおかれては、増強の早期実現に取り組んでいただきたいと考えております。 県としましては、2050年のカーボンニュートラルを目指し、引き続き太陽光や洋上風力など再エネの導入拡大に取り組んでまいります。 |
<参考>
○中国九州間連系線(関門連系線)について
日本の電力系統は、10のエリアに分割して管理されています。沖縄を除く各エリアは、送電線でつながれており、各エリア間をつなぐ送電線のことを連系線と呼んでいます。関門連系線は、関門海峡を横断し、九州地方の電力系統と中国地方の電力系統とを連系する送電線です。
今回の増強では、現在の関門連系線とは別に、九州地方と中国地方を直流の海底ケーブルで新たに連系することが想定されています。九州では、再生可能エネルギーの出力制御量が増加傾向にありますが、この増強により、2030年頃には増強しない場合と比べて、再エネ出力制御量が約10%低減することが期待されます。
<OCCTOの募集開始URL>
https://www.occto.or.jp/kouikikeitou/seibikeikaku/kanmon/2024_0628_kanmon_renkeisetsubi_jissi_boshu.html