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「おいでよ きもちかたりあう広場」を開設します!~孤独感や生きづらさなどを抱える人向けのメタバースを活用した居場所~
発表日:2023年8月22日 10時00分
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担当課:
保健医療介護部健康増進課 こころの健康づくり推進室
直通:
092-643-3265
内線:
3057
担当者:
濱崎、谷崎
〇 県では、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し、孤独感や生きづらさなどの心の悩みを抱える人に対し、電話及びSNSによる相談支援や、こども食堂を活用した居場所づくりなどに取り組んでいます。
〇 このたび、インターネット上に構築された三次元の仮想空間であるメタバースを活用し、孤独感や生きづらさなどを抱える若い世代の人向けの新たな居場所「おいでよ きもちかたりあう広場」 を開設します。 不登校やひきこもり対策に限定せず、孤独感や生きづらさを抱える人を対象とするメタバースを活用した取組は全国初です。
〇 参加者は、アバターと呼ばれる分身を使い、広場の中で自分の思いを語るだけでなく、他の参加者と思いを共有することができ、孤独感の緩和や精神的な安定につながることが期待されます。 |
1 開設日
令和5年8月22日(火)
2 開催日時
- 偶数月: 毎週火曜日の19時~21時
- 奇数月: 毎週金曜日の19時~21時
3 参加対象者
- 自殺予防SNS相談窓口「きもち よりそうライン@ふくおかけん」の相談者のうち、他の参加者に迷惑をかけないなど広場のルールを守れる若い世代の人。
- 対象者にはSNSで広場への参加をご案内します。参加費用は無料です。
- なお、広場の円滑な運営及び安全確保のため、運営スタッフのアバターを広場内に配置するとともに、精神保健福祉士が参加者の状況を見守り、必要に応じて介入する体制を確保しています。
4 定員
当面の間は20名とし、最大40名まで拡大予定
5 広場でできること
- 他の参加者との交流、広場内の自由散策
- クイズなどのレクリエーション
- トークセッション
- 記念撮影
<参考>
福岡県内の自殺者数の推移(出典:警察庁「自殺統計」) 単位:人
年 |
H24 |
H28 |
H29 |
H30 |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
自殺者数 |
1,186 |
869 |
879 |
856 |
816 |
878 |
913 |
878 |
うち19歳以下 |
24 |
20 |
23 |
29 |
21 |
28 |
39 |
35 |
- 本県の自殺者数は、平成24年以降は減少傾向にありましたが、令和2年に増加に転じ、特に19歳以下の自殺者数の増加が目立っています。令和4年は前年より減少したものの、自殺者数は878人、うち19歳以下は35人となっています。