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九州大学発スタートアップ(株)フェリクスが米国で治験を開始!~12月22日(月)に服部知事を訪問します~
九州大学発スタートアップ(株)フェリクスが
米国で治験を開始!
~12月22日(月)に服部知事を訪問します~
県では、バイオ産業の一大集積を目指しており、久留米市と連携し、福岡バイオコミュニティ推進会議を核として、研究開発、スタートアップ育成、事業化、販路開拓、人材育成まで一貫した支援を行っています。
この度、県が研究開発や海外展開を支援する(株)フェリクス(久留米市)が、「未熟児網膜症(※1)」の予防薬の治験(※2)を米国で開始しました。
今回の治験は、昨年の米国食品医薬品局(FDA)によるファストトラック指定(※3)及びオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定や、今年7月の大型の資金調達を経て実施するもので、早期の市場投入が期待されています。
この報告のため、12月22日(月)に、(株)フェリクスが服部知事を訪問します。
1 知事訪問について
(1)日時
令和7年12月22日(月曜日)11時30分~12時00分
(2)場所
特別会議室(県庁行政棟8階)
(3)訪問者
・(株)フェリクス 代表取締役 國信 健一郎(くにのぶ けんいちろう)氏
・九州大学大学院薬学研究院 主幹教授 山田 健一(やまだ けんいち)氏
・福岡県議会 議員 原口 剣生 氏
(4)内容
1.訪問者紹介
2.國信代表取締役からの事業報告
3.原口議員挨拶
4.服部知事挨拶
5.懇談
6.記念撮影
※訪問終了後、特別会議室で、(株)フェリクスが取材に応じます。
2 開発品について
・対象疾患:未熟児網膜症の予防薬「FLQ-101」
・内 容:九州大学大学院薬学研究院の創薬プラットフォームから発見された化合
物で、炎症や異常な新生血管を予防する作用がある。
令和6年に米国の審査当局である食品医薬品局(FDA)から、
(1)「オーファンドラッグ指定」
(希少疾患を対象とし、税制上の優遇措置等を受けられる)
(2)「ファストトラック指定」
(重篤な疾患を対象とし、優先審査等の措置を受けられる)
の2つの指定を受けている。
3 (株)フェリクスについて
・社 名:株式会社フェリクス
・所 在 地 :(本社)
久留米市百年公園1-1 久留米リサーチ・パーク
(US本社)
JLABS @NYC 101 6th Ave 3rd floor, New York, NY 10013, U.S.A
・代 表 者:代表取締役 國信 健一郎(くにのぶ けんいちろう)氏
・設 立:平成31年2月
・資 本 金:5千万円
・事業内容:酸化脂質を標的とする新薬開発
・ホームページ https://www.feliqs.co.jp/
・福岡バイオコミュニティ推進会議会員企業
【 参 考 】
※1 未熟児網膜症:早産児の眼の中で異常な血管が増殖する病気で、小児失明の主な原因。
※2 治験:「医薬品の候補」を用いて、薬事承認を得るために行う臨床試験
※3 ファストトラック指定:米国食品医薬品局(FDA)が、重篤な疾患の治療や未充足医療ニーズを満たす可能性を示す医薬品の開発を促進し、審査を迅速化することを目的として治験薬に付与するもので、指定により、審査プロセスの円滑化や臨床開発プログラムの期間短縮等の可能性が高まる。
○福岡バイオコミュニティ推進会議
・設 立:令和4年7月8日
・バイオ産業拠点推進会議(平成13年9月設立)から改組
・会 長:鈴木 蘭美(すずき らみ) ARC Therapies(株) 代表取締役社長CEO
・会員数:882会員(企業669社、行政51機関、大学等162名)(R7.10.31)
・事務局:(株)久留米リサーチ・パーク
・令和3年6月に、内閣府の「地域バイオコミュニティ」第1号に認定。
・ホームページ https://www.fbv.fukuoka.jp/

