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芦屋基地専用水道のPFOS・PFOA暫定目標値超過に係る要請書を芦屋基地及び九州防衛局に手交します

発表日:2025年3月28日 14時00分 印刷
担当課:
環境保全課
直通:
092-643-3359
内線:
3432、3433
担当者:
定石、寺本

 航空自衛隊芦屋基地内の飲用井戸において、有機フッ素化合物のPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)が、暫定目標値(※1)を超過したことを受けて、これまで県が実施した水質調査により、芦屋基地北側水路1地点及び芦屋基地周辺地域の地下水(民家井戸)5地点でPFOS等の暫定指針値超過を確認しました。

 これらを踏まえ、県知事は芦屋町長、岡垣町長及び遠賀町長と連名で、芦屋基地司令及び九州防衛局長に対して、PFOS等の超過の原因究明や対策等について要請します。

 

○ 要請の概要​

日時等
令和7年3月28日(金曜)14時から

場所
芦屋町役場(遠賀郡芦屋町幸町2-20)3階 31会議室

出席者(予定)
航空自衛隊芦屋基地 総務課長 島田 直樹
防衛省九州防衛局  企画部長 中辻 綾太
福岡県 保健医療介護部 次長 牟田口 徹
    環境部     部長 鐘ヶ江 弥生
    県土整備部   水資源対策長 縣 博夫
芦屋町副町長 中西 新吾
岡垣町長 門司 晋
遠賀町長 古野 修

要請内容
(1)基地の専用水道からPFOS等が暫定目標値を超えて検出された原因の究明と周辺地区への拡散防止対策
(2)基地からの排出水(雨水等を含む。)への対策
(3)基地周辺の井戸水検査の実施(安全性の確認)
(4)新たな水道水源井戸の確保
(5)水道水源・井戸水からPFOS等を除去するための支援措置
(6)基地の対応状況等の情報提供(周辺地区住民への周知・公表)

要請書(芦屋基地宛て) [PDFファイル/130KB]

要請書(九州防衛局宛て) [PDFファイル/132KB]

(参考)

〇 芦屋基地内井戸での暫定目標値超過に対する県の対応状況

R6.12. 2   航空自衛隊芦屋基地及び九州防衛局から県へ暫定目標値超過に係る情報提供
 12.11    県、周辺3町及び国関係機関による合同協議を実施
 12.16    基地周辺水域(河川及び水路の8地点)で水質調査を実施
   12.17    超過地点周辺の井戸に関する情報提供・助言を実施(16軒)
   12.24    国(環境省等)が基地内井戸においてPFOS及びPFOA超過を公表
      これを受け、県の対応について公表
R7. 1.14   芦屋海岸周辺水域(海域及び水路の7地点)で水質調査を実施
 1.20,23 基地周辺地域における地下水調査を実施(7地点)
 1.30    基地周辺水域(河川、水路、海域)の水質調査結果を公表
 3. 3    基地周辺地域における地下水調査結果を公表
 3. 5~12 芦屋町内にて井戸水利用に係る助言チラシを全戸配布
 3.24    県、周辺3町及び国関係機関による合同協議を実施
 3.28    県、周辺3町から芦屋基地及び九州防衛局へ要請

※1 暫定目標値…水道水の目標値、水質管理目標設定項目としてPFOS及びPFOA合算で50 ng/L以下
水質管理目標設定項目:水道水質管理上留意すべき項目として、将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期する見地から、水道事業者等において水質基準に係る検査に準じた検査等の実施に努めるべきもの

※2 暫定指針値…環境中の目標値、要監視項目としてPFOS及びPFOA合算で50 ng/L以下
要監視項目:人の健康の保護に関連する物質ではあるが、公共用水域等における検出状況等からみて、直ちに環境基準とはせず、引き続き知見の集積に努めるべきもの