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令和6年における福岡県内のHIV感染者・エイズ患者報告数等について
令和6年における福岡県内のHIV感染者・エイズ患者報告数等の情報を公表します(令和7年2月28日現在、速報値)
福岡県では、エイズ予防対策の一環として、県内(北九州市・福岡市・久留米市を含む)のHIV感染者・エイズ患者報告数等の情報を年2回、北九州市及び福岡市と同日公表しています。
令和6年の報告数等
(1)HIV感染者は34名、エイズ患者は22名でした。昨年と比べ、HIV感染者は11名の減少、エイズ患者は8名の増加となりました(別添(1)参照)。
(2)年代別でみると、HIV感染者は20~40代に多く、エイズ患者は30歳代以上で多くみられました(別添(2)参照)。
(3)性別でみると、男性の報告は53名、女性の報告は3名でした(別添(3)参照)。
(4)推定される感染経路は、同性間性的接触が最も多く42名で、全体の75%を占めています(別添(4)参照)。
(5)相談件数は減少し、検査件数は回復してはいますが、新型コロナウイルス感染症流行前に比べると、少ない件数に留まっています(別添(5)(6)参照)。
別添:HIV感染者・エイズ患者の状況 [PDFファイル/477KB]
HIV感染症・エイズの治療は飛躍的に進歩しています
HIVは感染力が弱く、性行為以外の日常生活でうつることはありません。 また、感染しても、早期に発見し適切な治療を継続すれば、エイズの発症を防いだり遅らせること ができ、感染前と変わらない日常生活を送ることができます。
早期発見が大事!HIV抗体検査を受けましょう!
福岡県は、全国の中でもHIV感染者とエイズ患者の報告数が多い状況です。感染に早期に気付くためには、HIV抗体検査を受けることが重要です。
県内の保健所では、無料・匿名でエイズ相談とHIV抗体検査を実施しています。このうち9か所の保健所では、通常1週間かかる検査の結果が、約1時間で分かる迅速検査を実施しています(別紙参照)。
別紙:福岡県内の性感染症の検査実施保健所一覧 [PDFファイル/410KB]