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消費生活トラブル注意報!! 第51号 2021年 12月
更新日:2021年11月24日更新
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カジノに関する儲け話に注意!(福岡市消費生活センター)
相談事例
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SNSで知り合った人から、簡単に儲かる副業があると誘われ、ビルの一室に話を聞きに行った。副業の内容は、オンラインカジノのアフィリエイトで収入を得るというもので、人を勧誘して会員を増やすとさらに報酬が入るシステムだと説明された。「海外のサイトなので日本の法律に触れることはない」、「みんな消費者金融からお金を借りて契約している」と言われ、自分も借金をして会員登録料70万円を指定の口座に振り込んだ。海外が拠点の会社とのことだが、契約書を受け取っていないため、住所や連絡先はわからない。よく考えたらマルチ商法のようなので解約したい。
※アフィリエイトとは、自分のホームページやブログなどに、企業等の商品やサービスの広告を掲載し、その広告による売上の一部が自分の収入になる仕組み
アドバイス
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「簡単に儲かる」などの甘い話をうのみにせず、安易にオフィス等に足を運ばないようにしましょう。
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必ず事前に契約書を受け取り、契約内容や事業者の連絡先等をよく確認しましょう。
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カジノに参加することは刑法で定める「賭博罪」に該当し、海外のサイトでも国内でオンラインカジノに参加すると罪に問われる可能性があります。
違法・不当な行為を勧誘することで、損害賠償請求を受けるおそれがあり、友人や知人を巻き込むと、人間関係を壊しかねません。 -
料金を支払ってしまうと、被害の回復が非常に困難です。前払いで、支払い方法が銀行振込みに限定されている場合は、特に注意しましょう。
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少しでも不審に感じたら、お住まいの地域の消費生活センターに相談してください。