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集団討論課題
【民間企業等職務経験者試験(行政)で出題】
【課題1】
近年、人工知能(AI)の中でも生成AIと呼ばれる技術が注目されています。生成AIとは、画像や音楽、文章などさまざまなデータを学習し、新しいコンテンツを生成することのできるAIです。通常のAIは与えられたデータを分類したり分析・推論したりすることを得意としていますが、生成AIは与えられたデータから新しいものを作り出すこともできるため、よりクリエイティブな領域での利活用が期待されています。このため、生成AIは有効に活用すれば、業務の効率化や生産性の向上、県民サービスの向上につながる可能性があります。
そこで、生成AIを活用することによる課題や問題点を踏まえた上で、行政事務の効率化や県民へのサービス向上のためにどのような活用方法が考えられるかグループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
【課題2】
人口減少社会を迎え、これまで地域を支えてきた近所の助け合いやコミュニティの連携が綻びつつある現代においては、互いに助け合う持続可能な共助の仕組みの再構築に向けた動きが求められています。
シェアリングエコノミーは、社会全体のデジタル化を背景として、使われていない資産をインターネット等のネットワークを活用して、必要な人に提供・共有することで新たな価値を生み出す新しい経済の動きです。提供・共有する資産は、建物、場所、乗り物などの有形資産だけではなく、子育て、観光案内、農業体験などの無形のスキルも含まれ、既にある地域資源を有効活用して、地域の課題解決や地域活性化を図る取組として大きく注目されています。
そこで、「防災(※)」の分野における、具体的地域課題及び要因を考察したうえで、どのような資源を、どのような手法・仕組みで活用すれば、その課題の解決が促進できるか、活用する際の注意点も踏まえ、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。
(※)ここで示す防災分野とは、災害を未然に防止し、また、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、災害の復旧を図ることをいう。
【民間企業等職務経験者試験(行政DX)で出題】
現在、県内の多くの市町村が、デジタル化を検討するための人的リソースが足りないことや内部のデジタル人材の育成を行える人材がいない、外部人材が見つからないといった課題を抱えており、このままでは、行政のデジタル化や地域社会のデジタル化の検討が滞る恐れがあります。
そこで、このような市町村に対して、県として、どのような支援が考えられるか、グループで話し合い、一定の結論をまとめなさい。