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高尾川地下河川の整備
更新日:2023年12月7日更新
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高尾川地下河川トンネルの整備
平成26年8月22日未明の豪雨によって、高尾川流域において床上浸水被害が多発し、筑紫野市街地に甚大な被害が発生しました。
このため、福岡県は平成27年度から「高尾川床上浸水対策特別緊急事業」に着手し、橋梁改築や地下河川の整備を実施し、令和2年6月に地下河川の運用を開始しました。
今回の整備により、特に大きな被害をもたらした平成26年8月豪雨相当の洪水(毎秒70トン)でも、高尾川流域における浸水被害の軽減を図ることが可能となります。
高尾川地下河川の整備内容
高尾川地下河川の概要
事 業 名 高尾川床上浸水対策特別緊急事業
事業延長 地下河川 約1.0km
事業箇所 筑紫野市紫2丁目~筑紫野市二日市中央6丁目
事業概要
・地下河川トンネル(高尾川地下約10.0m、内径5.0m)
・流入立坑(内径14.0m、深さ20.8m)
・流出立坑(内径9.0m、深さ20.1m)
※ 高尾川の上下流の高低差を利用した地下河川(自然流下)
地下河川トンネル
高尾川から流入した河川水を鷺田川へ向かって流します。
トンネルは高尾川の地下約10mの位置にあり、内径5.0m、延長約1040mです。
地下河川流入部【西鉄紫駅付近】
高尾川の水位が上昇し地下河川流入部の越流堤の高さを超えた場合、高尾川から地下河川へ分派します。
地下河川流出部【西鉄二日市駅付近】
高尾川から分派し地下河川トンネルを流下してきた河川水を地下河川流出部から鷺田川へ排出します。
高尾川地下河川の整備効果
高尾川地下河川により、高尾川流域の床上浸水被害は激減します。