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園芸品目の高温対策について展示ほを設置
更新日:2025年10月1日更新
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田川農振協園芸畜産部会現地調査
管内の市町村、JA、農業共済及び県機関で組織する田川地域農業振興協議会園芸畜産部会では、地域園芸農業の振興に取り組み、情報共有を図るとともに、展示ほを設置し、新技術等の実証、普及に取り組んでいます。
9月25日、今年度の取組の一環として大任町に設置しているトルコギキョウとイチゴの高温対策展示ほについて現地調査を行いました。当日は関係機関10名が参加し、展示技術の効果や課題について情報共有を行いました。
トルコギキョウでは、バークたい肥を畝上に施用すると慣行の白黒マルチよりも地温が低下し、早期発蕾の防止効果があることが分かりました。イチゴでは、高温による花芽分化の遅延を防止するため、機能性遮光資材の活用について経過報告をしました。参加者からは、「近年の高温で生産に様々な問題が生じていることが分かった」、「生産現場を見ることで参考になった」との声が聞かれました。
普及指導センターでは、今後も関係機関との連携を図り、現地課題の対策に向けた展示ほを設置するなど地域農業の振興に取り組んでいきます。

