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施設園芸農家を対象にスマート農業研修会を開催
更新日:2024年11月19日更新
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生理生態を踏まえた最適な栽培環境を目指して
管内の市町村、JAと普及指導センター等で構成する田川地域農業振興協議会園芸畜産部会では、地域園芸農業の振興を図るため、新技術の実証、普及に取り組んでいます。
今年度は、11月8日にハウス内の環境データの活用による、生産性の向上を目的としたスマート農業研修会を開催し、環境測定機器の活用に積極的な施設園芸農家が出席しました。
研修会では、熊本県での野菜専門技術員の経験を活かし、現在、全国各地で講演活動を行っている株式会社nippoの深田氏を招き、全国各地の事例や最新の試験研究データ含めて、収量・品質の向上につながるハウス内環境の管理について講演いただきました。
出席者からは、「効率的な光合成のため、植物が気孔を閉ざさないようハウス内の環境を急激に変化させないことが大事だと学んだ」、「今年から環境測定機器を導入するにあたって、ハウス内の環境データを確認する際のポイントが整理できた」といった感想が聞かれました。
今年度、管内では新たに5戸の農家が環境測定機器を導入することとしており、普及指導センターではJAと連携して、植物の生理生態を踏まえながらハウス内の環境データを活用して最適な栽培環境を実現できる農家の育成とともに、引き続き施設園芸農家への環境測定機器の導入を推進していきます。