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園芸品目の環境負荷低減に向けた取組を推進

更新日:2024年9月11日更新 印刷

安全安心な農産物生産と生産安定を目指して

 管内の市町村、JA、農業共済及び県機関で組織する田川地域農業振興協議会園芸畜産部会では、地域園芸農業の振興に関する協議を行い、情報共有を図るとともに、展示ほを設置し、新技術等の実証、普及に取り組んでいます。
 8月22日、今年度の取組の一環として添田町に設置している、ナスの生分解性マルチ展示ほとケイトウの太陽光発電型黄色防蛾灯展示ほの現地調査を行いました。当日は市町村、JA、普及指導センターから計11名が参加し、生産者から展示技術の効果や課題について意見を伺いました。
 生分解性マルチは、作付け後に土壌にすきこむことでマルチが分解されるため、省力化と廃プラスチック削減のメリットがあります。一方、生産者からは「破れやすいのでもう少し強度が欲しい」との意見がありました。また、太陽光発電型黄色防蛾灯は、電源のない露地ほ場でも設置できるメリットがあります。生産者からは「未設置だった昨年に比べて、今年はヤガ類の被害が減少していることから防蛾灯による忌避効果が実感できている」との感想が聞かれました。
 参加者からは、「防除の大変さや栽培で心がけている事、今年の生産販売状況など現場の話が聞けて良かった」、「担当品目以外の生産現場を見ることで参考になった」との声が聞かれました。普及指導センターでは、今後も関係機関との連携を図り、地域農業の振興に取り組んでいきます。

ナス展示ほ現地調査
ケイトウ展示ほ現地調査

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