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トルコギキョウの出荷率向上を支援

更新日:2024年8月23日更新 印刷

共販出荷本数の維持を目指して

 トルコギキョウは、西南暖地や東北地方をはじめとする国内各産地によるリレー出荷が行われており、福岡県においては他産地の出荷量が少ない10月から11月に出荷する秋出し作型が中心となっています。
 田川地域は、平成25年には秋出しの共販出荷本数が約90万9千本と県内最大を記録し、現在でも主要な産地の1つとして位置づけられています。しかし、近年は生産者の高齢化による生産面積の減少に伴い、共販出荷本数も減少傾向にあり、その維持が課題となっています。そこで、普及指導センターでは出荷率向上のための支援に取り組んでいます。
 7月中下旬には、管内の生産者を対象に定植後の栽培管理に関する講習会を開催し、活着促進のためのかん水方法や、生育ステージ別の液肥散布について、目的や意図を含めて説明することで各栽培管理に対する認識の向上を図りました。また、近年発生が増えているアザミウマ媒介性のウイルス病については、病害虫の早期発見・防除の徹底を重点的に周知しました。
 生産者からは、「生育初期からの水管理が重要なことが再認識できた」、「ウイルス病対策のために、農薬のローテーション散布を徹底したい」といった声が聞かれ、適切な栽培管理に対する意識が高まった様子が伺えました。
  普及指導センターでは、今後も現地検討会や出荷目合わせ会といった部会活動の支援や若手生産者への個別巡回指導により、出荷率を向上させることで、トルコギキョウ産地の活性化を図っていきます。

講習会に耳を傾ける生産者

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