本文
大豆採種ほ現地検討会を開催
更新日:2024年8月6日更新
印刷
優良種子の安定生産を目指して
7月24日、普及指導センターは、JAたがわ大豆種子生産組合を対象に、大豆採種ほ現地検討会を開催しました。
田川地域では、令和4年度に初めて大豆の採種ほが設置され、15ヘクタールで「ふくよかまる」の種子生産が行われました。その後、徐々に面積が拡大し、今年度は前年より5ヘクタール多い30ヘクタールで生産を行っており、生産者も1経営体増加して5経営体となっています。
普及指導センターは、大豆採種ほ設置以降、責任生産量の達成と種子合格率100%を目指し、現地検討会や個別支援を行っています。本検討会は、種子生産技術の向上や生産者間での情報共有を図るとともに、今年度の生育状況を確認するため、JAたがわ及び福岡県米麦品質改善協会飯塚支部と連携して開催したものです。
今年は、6月に雨が多く、7月上旬の播種が中心となりました。7月10日からの雨で一部のほ場で播き直しがありましたが、出芽及び生育状況は概ね順調です。
普及指導センターからは、中間管理作業とあわせて、今後、晴天の予報が続いているため、まだ暗きょの栓を閉めていないほ場は速やかに閉めることや、8月下旬に1回目の防除を徹底するよう説明を行いました。
ほ場巡回では、播種時の土壌水分や中期除草剤の散布タイミングなど、生産者同士でも活発に意見交換が行われていました。
普及指導センターでは、今後も現地検討会や研修会を通じて、「ふくよかまる」の優良な種子を、県内産地に安定して供給できるよう支援していきます。