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大豆の播種作業での直進アシストトラクタ実演会を開催
更新日:2024年7月19日更新
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温室効果ガス削減に寄与する農業の定着へ
6月25日、普及指導センターは、JAたがわ麦・大豆部会及び農機メーカーと連携して、直進アシスト機能付きトラクタによる大豆播種の実演会を開催しました。
現在、センターでは、県農林水産振興基本計画の「持続可能な農林水産業に向けたワンヘルスの推進」に沿って、環境に配慮した農業の取組を推進しており、この実演会は、本年度からセンターの重点プロジェクトとして取り組んでいる「環境に配慮した農業生産技術の導入」の一環として開催したものです。
直進アシスト機能は、トラクタがGPSを活用し、ほ場内を自動で直進するもので、走行時の行程が効率化され、等間隔で直線に播種されることから、燃料や資材の削減につながるとともに、その後の中耕培土やブームスプレヤーでの防除といった作業の効率化や軽労化が期待されます。また国が策定した「みどりの食料システム戦略」の取組の1つである「温室効果ガス削減」の対応技術としても位置づけられています。
実演会は、直進アシストに部分浅耕一工程播種技術を組み合わせ、更なる燃料費の低減と省力化につながる内容で行いました。生産者からは、機械の操作方法に関する技術的な質問が行われるとともに、「播種時に前を向いていなくてよいため、種や肥料の減り具合や播種機に不具合がないか集中できる」といった意見も聞かれました。
普及指導センターでは、今後も麦・大豆部会をはじめとして環境に配慮した農業生産技術の推進に取り組みます。
