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豆腐づくり体験授業のための技術伝承研修会を開催
更新日:2023年6月16日更新
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ベテランのノウハウを継承
令和5年6月8日、香春町のコミュニティセンター採dо所において、「幾重の会」が豆腐づくり体験授業の技術伝承研修会を開催しました。「幾重の会」は、田川地区の女性農村アドバイザーとそのOBで構成する組織で、子供たちに食の大切さと田川の農業を伝える食農教育活動に長年取り組んできました。しかし、近年コロナ禍で体験授業を実施することができませんでした。しばらく体験授業が実施できなかったことと、要となるベテランの会員が退会されたこともあり、現役会員には、体験授業の再始動に向けて大きな不安が残りました。そこで、食農教育活動のノウハウを引き継ぎ、活動を発展させていくために、退会された先輩方を講師に迎え、今回の研修を開催する運びとなりました。
研修では、小学校との事前打ち合わせから当日の授業での子供たちへの説明手法まで、食農教育活動の流れを確認しました。地元産の大豆を使った「呉汁」「いりこの佃煮」「ざる豆腐」「おからの酢の物」の調理実習では、作り方のコツの他、子供たちへの接し方や伝え方などを教わりました。試食時は、味や食感を確認するとともに、今後の活動に向けた意見交換が活発に行われ、とても有意義な研修となりました。今年度は、すでに小学校から体験授業の要望が入っており、子供たちの期待に応えられるよう準備万端整えたいと「幾重の会」も意気込んでいます。
普及指導センターでは、引き続き、女性農業者の活躍促進のため、「幾重の会」等の活動支援を通じて、女性農業者のリーダー育成を図っていきます。