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アスパラ部会で防除講習会を開催
更新日:2023年5月22日更新
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化学農薬だけに頼らない総合的な防除体系を目指して
JAたがわアスパラ部会では、夏場の安定した生産に向けて病害虫を発生させない環境づくりを目指しています。そこで、5月9日にアスパラガス生産において主要病害虫であるアザミウマ類、チョウ目類、斑点病等を対象とした防除講習会を行いました。
講習会では、化学農薬だけに頼らず、防虫ネットを使った害虫侵入の防止や病気が発生しやすい多湿な環境にしないなど総合的な防除の考え方について重点的に解説しました。また、農薬の使用方法について、同じ農薬の連用を避け、病害虫の抵抗性の発達を防ぐように説明しました。
参加した生産者からは、農薬が害虫に直接かかるものや葉や根から吸収されるものなど農薬の種類に応じた効果的な使い方を深く知りたいという声があがったほか、総合的な防除におけるコストや労力についての質問があり、様々な防除方法に対して関心を持つ様子が伺えました。
普及指導センターでは、今後も正しい農薬の使用に加えて、病害虫の薬剤抵抗性の発達防止や減農薬につながる総合的な防除の確立を目指して支援していきます。