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令和4年度バンコク都との未来技術分野における青少年交流・育成プログラムを実施しました!
福岡県とタイ王国バンコク都は、2006年に友好提携を締結し、経済、環境、青少年など幅広い分野で活発な交流を行い、強い友好の絆を築いてきました。
令和2(2020)年度からは、世界的な視野と高度な技術をもつ青少年を育成することを目的とした「未来技術分野における青少年交流・育成プログラム」を実施しています。
このプログラムでは、AI、IoT、ロボティクスなどの先端技術を専攻する福岡県とバンコク都の大学生等が相互に両国を訪問し、両地域が抱える社会課題を解決するためのアプリケーションやウェブサイトを共同で開発したり、両国の文化を体験したりと、様々な交流を行っています。
令和4年度は、新型コロナウイルス感染症対策の緩和を受け、令和2年度のプログラム開始後初となる両国を相互訪問してのプログラム実施が実現しました。11月にはバンコク都で、3月には福岡県で、両国10名の学生が交流を行いました。
1 スケジュール
■事前オリエンテーション
日時:令和4年10月15日(土曜日)
会場:コワーキングスペース秘密基地(北九州市小倉北区京町2丁目2-19)
■前半プログラム
日時:令和4年11月5日(土曜日)から12日(土曜日)まで
会場:バンコク都(センチュリーパークホテル バンコク ほか)
■後半プログラム
日時:令和5年3月14日(火曜日)から21日(火曜日)まで
会場:コワーキングスペース秘密基地(北九州市小倉北区京町2丁目2-19) ほか
2 プログラム参加者
未来技術分野を専攻する大学、高等専修学校、高等専門学校の学生・生徒10名(福岡県5名、バンコク都5名)
■福岡県参加者
KCS福岡情報専門学校 今福 明音
福岡工業大学 下江 博文
北九州市立大学 神崎 蓮
福岡工業大学 播磨 秀輔
九州工業大学 深町 むく
■バンコク都参加者
チュラロンコン大学 2名
キングモンクット工科大学ラカバン校 2名
キングモンクット工科大学トンブリ校 1名
3 事業成果(概要)
前半プログラムで考案・作成したプロトタイプをもとに、後半プログラムではバンコク都・福岡県両都市の社会的課題を解決するウェブサイトを開発しました。 最終日には、チームごとに開発したウェブサイトについてプレゼンし、学校関係者や協力企業関係者に講評いただきました。
■チームA
ウェブサイト名:「Study with Friends」
内容:コロナ後のインバウンド回復に伴う語学学習ニーズを取り込むことを目的とした、日本語とタイ語の学習者と講師をマッチングするウェブサイト。
日本語又はタイ語の講師が作成する様々な学習コースから、学習者が受講したいコースを選択できる。
■チームB
ウェブサイト名:「OtetsuDaii」 ※日本語の「お手伝い」とタイ語の「daii(~できるの意)」からなる造語
内容:日本とタイに共通する「高齢化問題」の解決の一助となることを目的とした、支援を必要とする高齢者とそれを支えるボラ ンティアをマッチングするウェブサイト。
支援を必要とする高齢者が登録した情報をボランティアが引き受けることができる支援内容を選択できる。
4 その他
■事業報告書
・令和4年度バンコク都との未来技術分野における青少年交流・育成事業報告書
■福岡県広報番組「優&舞の知っトク!ふくおか」での取材
3月に実施した後半プログラムの様子が、福岡県広報番組で取り上げられました。
福岡県公式Youtubeチャンネルでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=B8e3Nwdx1Wc