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福岡県スポーツ推進計画
福岡県スポーツ推進計画の策定について
本県においては、平成26年3月に、平成26年度からの10年間を期間とした“誰もが気軽にスポーツに親しむ環境の整備とスポーツをとおした元気で活力ある県民生活や地域社会の創造”を基本理念とした「福岡県スポーツ推進計画」を策定し、様々な取組を進めてきました。
その後、平成30年12月に中間見直しを行い、“福岡県のスポーツをより元気に、スポーツの力で福岡県をより元気に”という「スポーツ立県福岡」を基本理念とした「福岡県スポーツ推進計画」を後期計画として策定し、更なる取組を進めてきました。
この間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、人口減少・少子高齢化の進行、デジタル化・脱炭素社会への対応、グローバル化の進展など私たちを取り巻く状況は大きく変化しています。
また、世界の持続可能性を見据え、誰一人取り残さない社会の実現を目指したSDGsの考え方も一層重要となっています。そうした中、国においては、令和4年3月に、「つくる/はぐくむ」「あつまり、ともに、つながる」「誰もがアクセスできる」という3つの新たな視点を取り入れた第3期スポーツ基本計画が策定されています。
また、本県においては、福岡県スポーツ推進条例の施行、スポーツ局の設置、スポーツの推進及びスポーツを通じた地域の活性化に寄与するための福岡県スポーツ推進基金、大規模スポーツ大会等の誘致やスポーツツーリズムを推進する福岡県スポーツコミッションを設立するなど、スポーツを巡る環境が大きく変動した時期でもあります。
さらには、平成30年12月の現行計画策定後には、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催、地域と一体となり誘致に成功した世界体操・新体操選手権北九州大会、ブレイキンワールドシリーズ北九州大会が開催されました。
福岡国際マラソンについては、歴史と伝統の上に立ち、県が主催に入り新たな大会として生まれ変わらせることができました。そして、令和5年度には、世界水泳選手権福岡大会、ツール・ド・九州2023が開催されました。
こうした大規模スポーツ大会の開催は、国内外のトップアスリートの活躍に直接触れることで子どもたちが夢や希望を育み、県民がスポーツへの関心を高めるなど、競技力向上といったスポーツ振興に繋がるとともに、国内外からの誘客による地域経済の活性化など様々な効果をもたらしています。
一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けるなど、現行計画で定めた目標の進捗が十分でないものもあり、引き続き必要な施策を確実に実行することが求められます。
本計画は、現行計画の計画期間である5年間が経過することから、引き続き「スポーツ立県福岡」の実現に向け総合的かつ計画的に施策を推進するため、新たな福岡県スポーツ推進計画を策定するものです。
計画の性格
「スポーツ立県福岡」の実現のために、県が主体的に行う施策の方向性及び具体的な取組を示すものです。
なお、本計画は、福岡県スポーツ推進条例第10条に規定する基本計画として策定し、スポーツ基本法第10条に規定する地方スポーツ推進計画として位置づけるものです。
計画の期間
本計画の期間は、2024(令和6)年度から2028(令和10)年度までの5年間とします。
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概要版
福岡県スポーツ推進計画(概要版) [PDFファイル/2.1MB]