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令和3年度第2回福岡県森林環境税検討委員会
更新日:2022年1月13日更新
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令和3年度第2回福岡県森林環境税検討委員会の概要
1 日時
令和3年12月22日 水曜日 13時30分から15時30分
2 場所
県庁 10階 特1会議室
3 次第
(1)開会
(2)農林水産部次長あいさつ
(3)委員長あいさつ
(4)議事 福岡県森林環境税(第2期)の中間検証について
(5)その他
(6)閉会
4 委員長のまとめ
- 第2期事業の「森林の有する公益的機能の発揮に向けた施策」のうち、荒廃森林の整備につい
ては、強度間伐の実施目標 1万haに対し、整備面積は開始から3年で3,700haと順調な進捗
であり、下層植生の増加といった効果の発現も見 られる。また、自伐林家の育成や松くい虫
対策についても、着実に実施されている。 - 「森林を守り育てる気運の向上に向けた施策」については、コロナ禍でイベント開催等が難し
い状況にあったものの、森林づくり活動の公募にはこれまで延べ約4万人の森林ボランティ
アが参加したほか、展示林の整備や森林環境教育の講師派遣を通じ、多くの県民が森林と
親しむ機会を得たと考えられる。 - 以上を踏まえ、第2期事業の進捗は順調であり、その効果も見られていることから、適切に
実施されていると評価する。 - 社会経済情勢の推移については、
1森林・林業を取り巻く情勢は依然として厳しく、森林を所有者による林業活動だけでは支え
られない状況が続いている
2豪雨災害が頻発しており、災害に強い森林づくりが求められる
3SDGsやパリ協定といった、国際的な環境保全・温暖化対策強化の動きが加速しているこ
とに加え、国内でもカーボンニュートラルの実現に向け森林吸収源対策が進められており、
より一層、森林の適切な保全・管理が求められる
4本年1月に制定された「福岡県ワンヘルス推進基本条例」における環境保護の観点からも、
森林の有する公益的機能の長期的な発揮に向けた取組を進める必要がある
これらを踏まえると、公益的機能の発揮に向けた森林整備等の取組は、さらに重要性を増
していると考えられる。 - 当委員会としては、これらを総合的に勘案し、福岡県森林環境税について、令和5年度以降
も現在の制度・事業を継続していく必要があると評価する。 - 一方、災害の頻発化を踏まえ、将来の大雨に備える観点から、より災害に強い森林づくりに
ついて、新たな方策を検討することが必要であると考える。
5 配布資料
資料1 福岡県森林環境税(第2期)の中間検証について [PDFファイル/3.81MB]
資料2 社会経済情勢の推移について [PDFファイル/997KB]