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2類論文試験課題
行政
【課題1】
福岡県では、平成29年に「福岡県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例」を制定し、障がいの有無に関わらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指しています。
福岡県が実施した県民ニーズ調査(2021年度)においては、障がいのある人が安心して生活できる社会を作るために行政に力を入れてほしいこととして、「障がいのある人の就職支援」「不当な差別的取扱いの禁止」「障がいのある人の社会参加」「快適に暮らせるまちづくり」などが求められています。
これらの県民のニーズを踏まえた上で、共生社会を実現するために行政として具体的にどのようなことに取り組むべきかあなたの考えを述べなさい。
【課題2】
本県の地域公共交通は、人口減少を背景とした利用者の減少、運転手不足による路線バスの廃止や減便などに加え、新型コロナウイルス感染症による移動需要の減少によって、今後存続が困難となることが懸念されます。
住み慣れたところで「働く」「暮らす」「育てる」ことができる持続可能な地域公共交通の維持・確保のため、行政としてどのようなことに取り組むべきかあなたの考えを述べなさい。
教育行政
本県では、小学生・中学生の7割、高校生・大学生の6割が、海外留学や海外で仕事をしたいと思っておらず(※)、「内向き志向」が指摘されています。今後、グローバル社会で活躍する青少年を育成するためには、どのような取組が必要か、あなたの考えを述べなさい。
※ 福岡県「青少年の健全育成に関する県民意識等調査(2020年度)」
農業
頻発する自然災害に加え、資材の高騰、担い手の不足など農業を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような中、本県農業の維持・強化を図るには、県としてどのような取組を進めるべきか、あなたの考えを述べなさい。