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短大卒業程度(2類)教養試験
〔例題1〕
日本の内閣に関する次の記述ア~オのうちには妥当なものが二つある。それらはどれか。
ア.行政権は内閣に属すると規定されている。これは国家の行政の全てを内閣が担当す
るという意味ではなく,内閣が行政組織を統括する地位にあることを述べている。
イ.内閣の主な任務は,国会が制定した法律を執行することであって法律の制定ではな
いから,内閣が法律案を国会に提出することはできない。
ウ.内閣が条約を締結する場合,事前に又は事後に国会の承認を経る必要がある。
エ.内閣総理大臣は国務大臣を任命する権限を持つが罷免する権限は持たず,国務大臣
を罷免する場合は閣議決定によらなければならない。
オ.内閣が衆議院を解散することができるのは,衆議院で内閣不信任決議案が可決,又
は内閣信任決議案が否決された場合のみである。
1.ア,ウ
2.ア,エ
3.イ,ウ
4.イ,オ
5.エ,オ
(正答:1)
〔例題2〕
A~Fの6人はそれぞれ,北区,中央区,南区のいずれかに住んでいる。この6人について次のことが分かっているとき,正しく言えるのはどれか。
・Fは北区に住んでいる。
・Cは女性である。Cを除いた5人のうちに,Cと同じ区に住んでいる女性はいない。
・南区に住んでいる人数は3人である。
・AとBは同じ区に住んでおり,DとEは同じ区に住んでいる。
・AとDは同性であり,Bはこの2人とは性別が異なる。
・北区に住んでいる男性,中央区に住んでいる男性がいる。
1.Aは男性で,南区に住んでいる。
2.Bは女性で,中央区に住んでいる。
3.Dは男性で,中央区に住んでいる。
4.Eは男性で,北区に住んでいる。
5.6人のうち男性は3人である。
(正答:2)