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木質バイオマスの利用拡大について
更新日:2014年2月1日更新
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木質バイオマスの利用拡大について
1 木質バイオマスとは
- 「バイオマス」とは動植物から生産される再生可能な有機資源です。(ただし、化石燃料は除きます。)
- このうち木質バイオマスについては、発生形態により「林地残材」、「製材工場残材」、「建設発生木材」などに分類されます。
2 木質バイオマスの利用状況
- 木質バイオマスの利用形態は、次のとおり分けることができます。
(1)マテリアル利用:畜産敷料や堆肥、パルプ原材料などに利用
(2)エネルギー利用:製材工場における木材乾燥用や温泉施設での熱源などに利用 - 本県においても、温泉施設や病院における給湯、並びに製材工場における木材乾燥の熱源などに利用されています。
木質バイオマスの導入により重油等の化石燃料が削減され、燃料費や二酸化炭素排出量が低減される効果があります。
3 木質バイオマス導入事例
- 久留米市にある田主丸中央病院では、平成21年2月に木質チップボイラーを導入し燃料費の削減などの効果をあげています。
4 福岡県の取組
- 県では、木質バイオマスの利用拡大を図るため、木質チップの熱利用に関する手引き書を作成しました。
- 重油ボイラーの更新を検討されている事業者様や、木質チップボイラーへのチップ供給を検討されている林業者の皆さまにおかれましては、是非この手引き書をご活用いただき、地域の貴重な資源である木質バイオマスを積極的に活用していただきたいと思います。