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ミカンコミバエの発生について
更新日:2021年11月16日更新
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本年、福岡県では果樹、野菜等の重要病害虫のミカンコミバエが、例年より多く見つかっています。ミカンコミバエがまん延すると、地域に大きな被害をもたらしますので、まん延防止にご協力をお願いします。
まん延防止に向けたお願い
取り残した果実や落下した果実、傷ついた果実など不要となった果実は発生源となる可能性があるので、放置せず地中深くに埋却、またはビニール袋に密封して処分するなどの対応をお願いします。
また、かんきつ等で、異常に落果しているなど、寄生が疑われるような事案がありましたら、最寄りの普及指導センター、JA等にご連絡ください。
本県や他県のミカンコミバエ誘殺状況については、下記の農林水産省植物防疫所ウェブサイトをご参照ください。
Q.ミカンコミバエとは?
A.国が指定している重要病害虫(注)で体長7mm位の小型のハエの一種です。
世界における発生地域は、中国、東南アジア、ハワイ等です。
主な寄主植物はカンキツ類、モモ、ビワ、トマト、マンゴー等の生果実です。
腐りかけの果実を好み、未成熟の青い果実には寄生しにくいです。
幼虫が果実に寄生すると腐敗・落下し、ひどい場合には収穫皆無となります。
(注)重要病害虫とは
国内にまん延すると有用な植物に重大な損害を与えるおそれがある病害虫で農林水産省消費安全局長が指定するものです。