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「芦屋の里浜づくり」第3回ワークショップ
2月17日(土曜日)9時から芦屋町役場会議室において、今年度最終回となります第3回「芦屋の里浜づくり」ワークショップを開催しました。当日はあいにくの雨でしたが、26名のワークショップメンバーの方に参加いただきました。今回の目標は班毎の合意形成/発表と統一案作成に向けての全体討議です。“各個人の意見から班の意見へ!”という意識のもと、これまでの検討結果をもとに里浜像と飛砂対策案を具体化させ、班で一つにまとめる作業を行いました。
休憩をはさんで各班の検討結果をそれぞれ発表してもらいました。なお、グループ討議でどうしても合意出来ないことについては現時点では無理にまとめる必要はなく、意見は並列表記してよいというアドバイスを頂きました。各班の皆さんには、(1)里浜像、(2)理想の浜辺にしていくためにこれから行っていくことを〈生活環境〉〈自然環境・景観〉〈利用・活用〉〈飛砂対策〉の4つの観点から整理してもらいました。
各班の目指すべき里浜像
◇ エコロジー班 「白砂青松を復元・自然形態の砂浜、全ての人に優しい癒しや楽しみのある浜」
◇ 里浜バスターズ班 「安全でゴミが少なく海まで近くて松などの緑の多い浜」
◇ 渚のシンドバット班 「緑がより豊かな砂浜、広大で長い白砂青松の海」
◇ チーム白浜班 「みんなが楽しく美しいと思われるようにすること」
エコロジー班 里浜バスターズ班
渚のシンドバット班 チーム白浜班
“班の意見から全体の意見を!”
各班の発表が終わった後、ファシリテーターを中心にして、班毎の統一案をもとに里浜像と飛砂対策について参加者全体で一つにまとめるための検討を行いました。
◆◇(生活環境面)では、年間をとおした清掃活動でゴミやコンクリート片などを片付ける
◆◇(自然環境・景観)では、砂浜が広すぎて波打ち際が遠いので小さくした方がいいという意見と、広いから良いという意見があり、まだまだ意見はまとまりませんでした。九州共立大学の小島先生からは海岸工学(防災)の目から見ると広い砂浜は防災面では非常に安全な海岸ですよ、というアドバイスを受けました。現状の広い砂浜を逆手にとってプラス思考できないか試行錯誤が続きそうです。
◆◇(利用・活用)では、大方の意見としてイベント開催をとおして賑わいのある浜辺にしたいというものでした。バリアフリーも考慮した施設も必要でしょうし、人が集まるとなるとそれだけ「きれいにする」という意識も高まるのではないでしょうか。
最後に◆◇(飛砂対策)ですが、防風林や堆砂垣の必要性については皆さん一致するところでした。
これからの予定
・ 3月中に各班の理想の里浜像についてイメージ図を作成します。
・ 平成19年度に入ってから全体の合意形成に向けてワークショップを引き続き開催する予定です。