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福岡県の環境とエネルギー(子ども向け情報ページ)
環境
福岡県には、豊かな自然があり、たくさんの生きものがすんでいます。この自然環境や限りある資源を未来に引き継ぐために、わたしたちにできることを考えてみましょう。
福岡県の豊かな自然と希少な生きものたち
わたしたちの生活に欠かせない水や新鮮な空気、食べ物などは、たくさんの生きものからの恵みで支えられているよ。
でも、開発や地球温暖化の進行などわたしたち人間の活動によって、福岡県にすむ生きもののうち1,000種を超える生きものが、絶滅のおそれがあるといわれているんだ。
生きものたちを守るために、まず福岡県にどのような生きものがすんでいるのかを知ることが大切なんだよ。
クロツラヘラサギ
世界的にも絶滅のおそれのある鳥なんだ。冬を越すために、博多湾や曽根干潟にやってくるよ。
カブトガニ
北九州市にある曽根干潟は、日本有数のカブトガニの産卵地だよ。全国的にも、生息数が減ってきているんだ。
エツ
エツは、有明海の特産種で、国内では有明海にしかすんでいないんだ。地域の郷土料理の食材として昔から利用されているよ。
英彦山(シオジ林)
英彦山は、たくさんの希少な植物が生育している自然豊かな山なんだ。緑のきれいなシオジ林を見ることができるよ。
福岡県の新しいリサイクル
全国初の新技術がエコ農業で活躍!
人の排せつ物等を原料とする液体肥料(液肥)の肥料成分を濃縮する施設を開発
写真:液肥濃縮施設
写真:(左)濃縮前液肥、(右)濃縮後液肥
「エコファミリー」になって地球温暖化防止に取り組もう!
お家でテレビやエアコンをつけっぱなしにして、電気をたくさん使うと、地球全体があたたかくなって、自然災害が増えたり、身近な生きものがすめなくなったり、いろんな影響が出てくるんだよ。
福岡県では、地球の未来をみんなで守るため、「エコファミリー」を募集しているよ。
福岡県から始まる“ワンヘルス”の取り組み
福岡県では、人と動物の健康と環境の健全性は1つとして考え、それらを守るために、医師や獣医師、環境の専門家だけでなく、県民みんなで考えて行動する「ワンヘルス」の取り組みが全国に先駆けてスタートしたんだ。
福岡県には、ワンヘルス体験コースやワンヘルスの森ミュージアムを設置した「ワンヘルスの森 四王寺」があって、自然の中でワンヘルスを体験したり、学んだりすることができるよ。
みんなも、生活の中にある身近なワンヘルスを見つけてみよう。
ワンヘルスの子ども向けページ(新しいウインドウで開きます)はこちらから
エネルギー
福岡県では、地球に優しく、安定してエネルギーが使える環境づくりに取り組んでいます。
わたしたちの身近なエネルギーについて学んでみましょう。
エネルギーってなんだろう?
明かりをつけたり、お湯を沸かしたり、車を動かしたりする力のことを「エネルギー」っていうよ。「仕事をする力」ともいうんだ。
エネルギーはどうやってつくるの?
わたしたちにとって一番身近なエネルギーは電気だね。電気の多くは天然ガスや石油、石炭を燃やしてつくるんだ。天然ガスや石油、石炭には限りがあるから、大事に使わないといけないね。
これからのエネルギーを見てみよう
エネルギーを無駄なくかしこく利用 「コージェネレーションシステム」
コージェネレーションシステムとは、電気と熱を同時につくるシステムのことだよ。
電気をつくり、その時に出る熱で部屋を暖めたり、お湯を沸かしたりすることができて、とても環境に優しいんだ。
自然からつくるエネルギー 「再生可能エネルギー」
太陽や風、川を流れる水の力などでつくられるエネルギーのことだよ。
電気をつくる時に、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど出さないし、資源が無くなることを心配しなくていいんだよ。
県内の再生可能エネルギー発電設備導入容量は全国9位で福岡県はとても進んでいるんだ。
太陽の光から電気をつくる「太陽光発電」
風の力で電気をつくる「風力発電」
水の力で電気をつくる「水力発電」
木や生ごみなどで電気をつくる「バイオマス発電」