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ホットな消費者ニュース 2024年6月号
更新日:2024年5月27日更新
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還付金詐欺が増えています!~ネットバンキングを使う手口にも注意~(福岡市消費生活センター)
相談事例
- 自宅の固定電話に市役所職員を名乗る人から「介護保険料の返金がある。葉書を送ったが返信がないので電話をしている。手続き期限が本日までなので、銀行のATMかネットバンキングで手続きをしてほしい」と電話がかかってきた。調べてから折り返し連絡するために電話番号を聞いたが、不審な番号だった。還付金詐欺だったのか。
アドバイス
- 事例のように、役所等をかたって自宅の固定電話等に電話をしてきて、税金や保険料等が還付されるなどと説明し、そのための手続きとして銀行のATMやネットバンキングへ誘導し、お金を返すふりをして送金させる手口で逆にお金をだましとられる、還付金詐欺の相談が多く寄せられています。役所等から「お金が返ってくる」という電話がかかってきたら、還付金詐欺の可能性があります。安易に話し込まず、怪しいと思ったらすぐに電話を切りましょう。
- 還付金に心当たりがある場合は、ご自身で役所等の担当部署を調べたうえで連絡し、確認するようにしましょう。
- 「お金を返金するために必要」などと言われ、名前や住所、銀行名、口座番号等の個人情報を聞かれても絶対に答えてはいけません。
- 不審な電話の対策として、防犯機能付き電話機の導入や、電話機の留守番電話機能、ナンバーディスプレイ機能などを活用しましょう。
- お困りの際にはお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。
自動音声の電話で未納料金を請求?(大牟田市消費生活センター)
相談事例
- 大手通信関連会社を名乗る自動音声の電話がかかってきて、音声ガイダンスに従って番号を選択すると担当者につながり、身に覚えのない未納料金を請求された。法的措置へ移行すると言われたが大丈夫だろうか。不安だ。
アドバイス
- 大手通信関連会社から未納料金に関して自動音声ガイダンスを使って連絡することはありません。
- 知らない電話番号からの電話には出ない、かけ直さないことがトラブル防止につながります。
- 身に覚えのない未納料金を請求されても相手にせず、無視しましょう。
- 氏名や生年月日等の個人情報を聞かれても、絶対に答えないようにしましょう。
- 不明な点がある場合は、事業者への連絡先をご自身で調べて問い合わせましょう。
- コンビニでプリペイド型電子マネーを購入して未納料金を支払うよう指示される手口は、全て詐欺です。
- 不安な場合は、消費生活センターや警察に相談しましょう。