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ホットな消費者ニュース 2023年4月号
進級・進学の春 お子さんのスマートフォンは大丈夫ですか?
~オンラインゲームの高額課金トラブル~ (飯塚市消費生活センター)
相談事例
- 私のクレジットカードに高額な請求があったので確認すると、小学生の子どもがオンラインゲームのアイテム購入に高額な課金をしていたことが分かった。何とかならないか。
アドバイス
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進級・進学を機にスマートフォンを持ち、ゲームの仕組みがわからないままアイテム欲しさに高額課金してしまうケースがあります。未成年者が保護者の許可なく、オンラインゲームの課金をしてしまった場合は、未成年者契約として取り消しができる場合がありますが、トラブルになる前に、保護者の方も下記のことに注意しましょう。
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クレジットカードの管理には十分注意しましょう。
保護者が気付かないうちにクレジット課金をされていた、などの相談があります。名義人でない子どもが使った場合、保護者のクレジットカードの管理責任が問われる可能性があります。
✔決済時にパスワードが必要になっていますか?
✔決済完了メールが届くようになっていますか? -
有害サイトのブロックや使用時間、課金額、ダウンロードの制限などが可能な「ペアレンタルコントロール」を利用して、安全な利用環境を作りましょう。
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安全に楽しめるよう、親子でゲームの遊び方について話し合い、ルールを決めましょう。
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トラブルが発生したら、すぐに消費生活センターへご相談ください。
リチウムイオン電池の事故に注意しましょう! (福岡県消費生活センター)
リチウムイオン電池は、スマートフォン、タブレット端末、モバイルバッテリーなど、生活に欠かせないさまざまな機器に使われています。発熱、発煙、破裂等の事故を未然に防ぐために、リチウムイオン電池を使っている機器の取り扱いに注意しましょう。
事故事例
- カバンに入れていたモバイルバッテリーから煙が出た。
- スマートフォンを就寝中に充電していたら、充電器とスマートフォン本体の差し込み口が焦げていた。
事故を防ぐポイント
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リチウムイオン電池を搭載した機器は、使用中や充電中に発熱します。ポケットやカバン、布団の中などではさらに高温になり、低温やけどを負うおそれもあります。熱がこもる環境に置かないようにしましょう。
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充電端子に発熱や異臭、充電できないなどの異常がみられた場合は、直ちに使用を中止しましょう。
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製品を購入する時は、製造販売元や型式・仕様が明示された製品を選びましょう。
<参考>「リチウムイオン電池の事故を防ぐ(くらしの危険No.362)」(独立行政法人国民生活センター)