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ホットな消費者ニュース 2021年6月号
更新日:2021年5月24日更新
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(事例)不在通知を装うSMS(ショートメッセージサービス)に注意!(福岡市消費生活センター)
相談事例1
- 宅配会社から「不在通知」のSMSが届いた。確認のために記載されていたURLにアクセスしたが、何もしないうちに画面がもとに戻った。その後、携帯電話会社から1万円以上の通信料の請求があった。
内訳を調べてもらったところ、私の電話番号から海外宛てに、SMSが100回以上送信されていた。
相談事例2
- 「不在通知」のSMSに配信されていたURLにアクセスした後、携帯電話会社からの請求が高額だったため問い合わせたところ、携帯電話の利用料金と一緒に支払うことができる『キャリア決済』で、電子マネーが購入されていた。
アドバイス
- 不在通知を装ったSMSに記載されたURLにアクセスしたことで、個人情報が不正に利用されるという被害が起きています。
1 「不在通知」が届いても、記載されているURLには安易にアクセスしない。
2 提供元が不明なアプリをインストールしたり、ID・パスワード等を入力したりしない。
3 不正なアプリをインストールした場合は、インターネット接続をオフにして、アプリをアンインストールする。
4 偽サイトにID・パスワード等を入力してしまったら、登録ID・パスワード等を変更する。
5 ID・パスワード等の使い回しはしない。
6 キャリア決済の限度額を必要最小限に設定するか、利用しない設定に変更する。
(事例)親のカードで、子どもがオンラインゲームに高額課金!(大牟田市消費生活センター)
相談事例
- 父親が以前に使用していたスマートフォンで、小学生の息子がオンラインゲームをしており、オンラインゲームの有料アイテムを数日間のうちに次々に購入し、総額10数万円課金していた。スマートフォンには、父親のクレジットカード情報が登録されたままになっており、子どもが使用する際も、そのまま利用できるようになっていた。
アドバイス
- スマートフォンやタブレット端末などにクレジットカード情報を登録したままにしておくと、その端末を使う時に、子どもが自由に課金することができます。保護者は、カード情報を削除しておくなど、クレジットカードの管理を適切に行いましょう。
- クレジットカードの利用ごとにメール等で通知されるよう設定し、日ごろから、細かく状況を確認しましょう。