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ホットな消費者ニュース 2021年1月号
更新日:2020年12月21日更新
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(事例1)「トイレがつまった!」「水が流れない!」修理業者をネット検索する時は気をつけましょう! (北九州市立消費生活センター)
相談事例
- トイレがつまったので、インターネットで検索し、一番上に掲載されている事業者が良いだろうと思い、来てもらった。ホームページには「修理代金1,000円~」と安価な金額が記載されていて、「作業前には見積もりし、了承をいただいてからの作業です」と書いてあったので依頼した。それなのに、来訪した事業者はいきなり作業を始め、金額を聞いても「だいたい6万円くらい」とはっきり言わず、修理後にいきなり「30万円」と高額な料金を請求した。納得できない。(70代男性)
アドバイス
- 「インターネット検索で一番上に表示」=「良い事業者」とは限りません。
インターネットで検索して上位に表示されているホームページは主に広告です。アドレスの前に 【広告】と記載されています。 - 複数社から見積もりを取り、作業内容や料金を確認することが重要です。
トイレなど水回りのトラブルがあると、慌ててしまいがちですが、1社ではなく複数社から見積もりを取りましょう。事前に出張や見積もりに料金が必要か確認しておくことも大切です。作業前に内容や料金を確認し納得できなければその場では契約しないようにしましょう。 - 疑問を持ったとき、不安なときはすぐに消費生活センターに相談しましょう。
(事例2)SNSで見つけた在宅ワーク、初期設定だけで自動的に毎日5万円稼げる?!(行橋市広域消費生活センター)
相談事例
- SNSで友達登録すれば在宅ワークを紹介するという広告を見つけ登録した。紹介ページには「放置で毎日5万円稼げて報酬が自動的に上がる。毎日増える通帳をみるのが楽しみだ」「初期費用は0円、その後の費用は報酬でカバー可能」と書かれている。これを信じて設定マニュアルを購入したが、初期設定が複雑で始めることが出来ない。取消しを要望するが、情報代金は必要と言われて困っている。
アドバイス
- インターネット等を介して売買される情報で、その情報の内容自体が商品となるものを情報商材と言います。簡単に高額収入を得られることを強調する広告に問題が考えられます。
- 契約前に中身を確かめることができないので、怪しいと思ったら、連絡しないようにしましょう。
- クレジットカードで高額決済や借金をしてまで購入することはやめましょう。
- 契約取消やクーリング・オフ等が出来る場合があるので、早めに消費生活センター等に相談してください。