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ホットな消費者ニュース あなたの地域の危ない商法 2019年6月号
更新日:2019年6月3日更新
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(事例1) 通信会社を装った「不正アクセス等を知らせるメール」に注意!・・・福岡市消費生活センター
相談事例
- スマートフォンに「不正なアクセスが確認された」と、使用しているスマートフォンの通信会社からメールが届き、URLが添付されていたので開いてID・パスワードなどを指示されるまま入力した。
その数時間後、キャリア決済で10万円を利用したとのメールが届き、インターネット通販で不正利用されたことがわかった。通信会社にその旨伝えたが、本人のパスワード等が用いられている経緯から請求の取消しはできず、次回のスマートフォン代金とあわせて一括で引き落されると言われた。
アドバイス
- 偽のメールを送信し、偽のログイン画面などに誘導して、IDやパスワード、カード情報などの個人情報を不正に入手するフィッシング詐欺に合わないために、安易にメールに添付されているURLは開かないようにしましょう。
もし、URLを開いてしまった場合は、IDやパスワード、個人情報は入力せず、すみやかに通信会社の問い合わせ窓口に連絡をしましょう。 - キャリア決済は、携帯電話料金と一緒に商品代金や通信サービス料金を支払うことができる便利な決済サービスですが、分割払いができません。支払ができない場合は、携帯電話の利用停止、さらには他の通信会社への乗換えもできなくなります。
不正利用されないために、日頃から迷惑メール対策や、2段階認証を設定するなど、セキュリティ対策を強化しておくことも大切です。
(事例2) チケット購入はよく確かめて!・・・大牟田市消費生活センター
相談事例
- ラグビーワールドカップのチケットを購入しようとインターネットで検索した。一番上に表記されたサイトに申込みをし、クレジット決裁をした。
ところが、購入したサイトは、公式サイトではなく転売仲介サイトであることが分かった。公式サイトには、「転売チケットは無効」と書いてあり、キャンセルしようとしたが、連絡が取れない。海外のサイトのようで、交渉もできなくて困っている。
アドバイス
- 観劇やスポーツ観戦等のチケットを購入しようとインターネットで検索し、誤って転売仲介サイトで購入してしまったという相談が寄せられています。
- 公式サイトの中には、「公式サイト以外で購入したチケットは利用できない」とうたっているところも多く見られます。
- 特に海外の転売仲介サイトは、トラブルが起きても解約金や返金の交渉は困難です。チケットを購入する際は、公式の販売サイトであることを必ず確認しましょう。