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福岡県の産業
農業
福岡県の耕地面積は8万1,400ha(平成30年)で、県土の16%を占めており、うち水田の割合が80%(全国平均54%)と高いのが特徴です。
県では、恵まれた自然条件のもとで、多種多様な農業が営まれており、米の「夢つくし」、「元気つくし」、いちごの「あまおう」、ラーメン用小麦「ラー麦」など全国に誇れる農産物が数多くあります。
今後とも消費者の皆さまにおいしく味わっていただける農産物の生産を推進します。
順位 | 品目 |
---|---|
1位 | 洋ラン(切花)、種苗・苗木等 |
2位 | 小麦、いちご、みずな、キウイフルーツ、ガーベラ(切花)、い草 |
3位 | 二条大麦、冬春なす、セルリー、こまつな、かき、きく、トルコギキョウ、洋ラン(鉢物)、はかた地どり |
4位 | 大豆、しゅんぎく、ばら |
5位 | 冬春トマト、ぶどう、いちじく、普通せん茶 |
※順位は生産量による。ただし、種苗・苗木等は産出額による。
森林・林業
福岡県の森林面積は22万2,000haで、県土面積の45%を占めています。この森林は、水源かん養機能、土砂流出防止などの公益的機能を有しており、県民の安全・安心な生活を営むうえで重要な役割を果たしています。
これらの機能は、林業経営が持続的に行われることで維持されることから、森林の世代サイクルの回復や木材の需要拡大を進めるとともに、福岡県森林環境税を活用し、公益的機能が長期的に発揮できる森林を目指します。
また、全国有数の生産を誇るタケノコ、ブナシメジ、エノキタケなど、今後とも消費者の皆さまにおいしく味わっていただける林産物の生産を推進します。
順位 | 品目 | 福岡県 | 全国 |
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1位 | タケノコ | 6,199トン | 25,364トン |
3位 | ブナシメジ | 14,039トン | 117,966トン |
4位 | エノキタケ | 5,196トン | 140,168トン |
(平成30年)
水産業
福岡県では筑前海、有明海、豊前海の特徴の異なる海域と河川・湖沼などの内水面において、多様な漁業や養殖業が行われています。
全国有数の生産を誇るマダイ、ノリなどをはじめ多様な魚介藻類が水揚げされます。
今後とも消費者の皆さまにおいしく味わっていただける新鮮な水産物の生産を推進します。
順位 | 魚種 | 福岡県 | 全国 |
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2位 | マダイ | 1,904トン | 16,075トン |
2位 | ガザミ類 | 219トン | 2,213トン |
2位 | イサキ | 644トン | 3,988トン |
3位 | ノリ養殖 | 11.3億枚 | 63.7億枚 |
(平成30年)
※ノリ養殖は養殖年(10月から翌年4月まで)の数値
※順位は生産量による
商工業
福岡県の工業は、鉄鋼、石炭・化学などの基礎素材型産業や食料品などの生活関連型産業を中心に発展してきましたが、近年では、自動車関連産業などの加工組立型産業のウエイトが高まっています。
また、商業は、九州全域を市場とした卸売業を中心に発展しており、卸売業の年間販売額は全国第4位、九州・沖縄全体の58.0%を占めています。
今後とも県内経済の発展のため、中小企業の振興と先端成長産業の育成・集積を推進します。