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福祉作業所向けイチゴ作業の見学会を開催しました
更新日:2024年2月9日更新
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イチゴ農福連携の推進に向けて意見交換会を実施
久留米普及指導センター管内では、イチゴの生産が盛んですが、冬季に作業が集中し労働力が不足するという課題があります。その労働力確保の1つの手段として農福連携を活用してみたい生産者のニーズはあるものの、繁忙期のイチゴ作業では農福連携は進んでいないのが現状です。
そこで、久留米市農業振興協議会経営振興部会(久留米市、JAくるめ、久留米普及指導センターで構成)では、1月26日に福祉作業所向けにイチゴ作業の見学会を開催し、農福連携推進に向けた意見交換を行いました。
見学会では、福祉作業所7か所が参加し、先進的にイチゴ農福連携に取り組んでいる株式会社 ONE GO(ワンゴー)にて、イチゴの「パック詰め」と「株の手入れ」作業を見学しました。
意見交換会では、福祉作業所から「実際に見学してみて、工夫は必要なものの、環境が整えばできそうだと思った」など前向きな意見が出されました。ただし、冷蔵庫の設置や技術習得の進め方、支援員の増員が必要などの課題も見えてきました。
普及指導センターでは、これからも関係機関や生産者、福祉事業所と連携し、課題整理を行いながら農福連携の取り組みを支援していきます。