県議会だより
常任委員会
常任委員会は、その所管に属する県の事務に関する調査および議案、請願等を審査するために設置されています。本県議会においては、総務企画地域振興、厚生労働環境、県民生活商工、農林水産、県土整備、建築都市、文教、警察の8つの常任委員会が設置されています。今回は次の4つの委員会を紹介します。
総務企画地域振興委員会
【委員会の開催状況】
5月10日に開催した委員会では、「自動車税の納期内納付促進の取組について」、「フルデジタル県庁の推進について」、「市町村のデジタル化推進の支援について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
5月10日から11日にかけ、博多区役所(福岡市)、福津市まちおこしセンター津屋崎千軒なごみ(福津市)、宗像地区消防本部(宗像市)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。
- 仁戸田 元氣
令和3年12月6日付で、総務企画地域振興委員会に所属
厚生労働環境委員会
【委員会の開催状況】
5月10日に開催した委員会では、「新型コロナウイルス感染症への対応について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
5月10日から11日にかけ、久山町ヘルスC&Cセンター(久山町)、宗像市役所(宗像市)、篠栗町役場(篠栗町)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。
県民生活商工委員会
【委員会の開催状況】
5月9日に開催した委員会では、「障がい者アートレンタル事業について」、「ベンチャー支援の取組について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
5月9日から10日にかけ、関門海峡ミュージアム、工業技術センター機械電子研究所(以上 北九州市)、ららぽーと福岡(福岡市)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。
農林水産委員会
【委員会の開催状況】
5月10日に開催した委員会では、「『はかた地どり』の地理的表示(GI)登録について」、「令和3年度海面養殖の生産状況について」を議題として質疑を行いました。
【視察・調査の状況】
5月10日から11日にかけ、筑後農林事務所(筑後市)、筑後農林事務所八女普及指導センター(八女市)、農事組合法人モア・ハウス(大木町)、ノリ共同乾燥施設(柳川市)を視察しました。その他、所管に係る視察・調査を随時行っています。
県議会の動き
県議会の最近の取り組みについて、その一部を紹介します。
予算特別委員会
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2月定例会において、予算特別委員会が設置され、「令和4年度福岡県一般会計予算」など20件の当初予算議案の審査を行いました。
審査に当たっては、二元代表制の趣旨を踏まえ、本県の緊要な課題について、多岐にわたって活発な議論が交わされました。審査の過程において議論された主なものは次のとおりです。
○財政改革プラン2022について
(県民の消費活動や企業業績への影響についてなど)
○県の機構改革について(県の組織体制についてなど)
○新型コロナウイルス感染症等による
県民生活への影響について(福岡コロナ警報についてなど)
○環境・エネルギー対策について
(脱炭素社会の実現についてなど)
○スポーツ振興について
(「ツール・ド・九州2023」の成功に向けた取り組みについてなど)
○農林水産問題について
(新規就農者を増やす取り組みについてなど)
○防災・減災対策について
(災害復旧工事の早期完了、河川の適切な維持管理についてなど)
○教育問題について
(教員確保や講師未配置に対する取り組み、
不登校児童生徒の社会的自立支援についてなど)
この他、企業版ふるさと納税の活用、ジェネリック医薬品、プラスチック代替品の利用促進、海洋プラスチックごみ問題、リカレント教育、手話通訳者の確保、北九州地区の漁業振興、鳥獣被害防止対策、都市計画道路の見直し、福岡県空き家活用サポートセンター、少年法改正に伴う県警察の対応、小中学校の統廃合と義務教育学校、コロナ禍における学校文化の継承、放課後児童クラブなどさまざまな課題について活発な質疑がありました。
議案審査終了後、付託を受けた20件の議案について採決を行い、いずれの議案も原案のとおり可決しました。
トピックス
13都道府県議会議長会議
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4月28日、第236回13都道府県議会議長会議が京都府で開催され、秋田章二議長が出席しました。
この会議は、大都市を有する都道府県に共通する問題を解決することなどを目的としています。今会議では「議員力の維持・向上等のための取組について」をテーマとし、意見交換が行われました。
秋田議長は「政策の立案、審議の充実に資するための研修等の取組」として、「福岡県ワンヘルス推進基本条例」など、これまでに提案した議員提案政策条例や、「ハラスメント対策に向けた取組」として、地方議会関係ハラスメントの根絶を求める決議を行ったことについて説明しました。
福岡県に在住するウクライナの皆さまによる議会表敬
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福岡県議会が2月定例会中である3月1日にいち早く可決した「ロシア軍のウクライナ侵攻に強く抗議し、恒久平和を求める決議」に対するお礼と、ウクライナの現状について説明するため、3月11日、福岡県在住のウクライナの方8名が県議会を表敬訪問され、秋田章二議長をはじめ、仁戸田元氣副議長、九州の自立を考える会会長の藏内勇夫議員、各会派代表者、福岡県国際交流推進議員連盟の樋口明会長がお迎えしました。
藏内会長は、「今回のロシア軍の暴挙は、許すことができません。県議会としてできる限りの支援活動を行っていきたいと思います」とあいさつしました。
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また、秋田議長は、「県議会としてできることはしっかりと取り組み、ウクライナの平和が速やかに戻るよう、共に声を上げていきたいと思います。また、子どもたちへの人道支援に役立ててもらうため、県議会全議員から寄せられた100万円を寄付させていただきました」とあいさつしました。
なお、この表敬訪問において要望された、県における避難民受け入れについて、県議会を代表して秋田議長が服部誠太郎知事に受け入れの協力要請をしていました。その結果、避難民の受け入れ協力と支援について、県は3月16日に表明をしました。
閉会日の3月24日には、表敬訪問された方々からいただいたウクライナを応援する手作りのリボン(国旗と同色)を、全議員が胸元に着用して本会議に臨みました。
また、ウクライナの方々は福岡県議会の対応に感謝を示され議会を傍聴されました。
第1回福岡県障がい者スポーツ大会
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4月30日、第1回福岡県障がい者スポーツ大会が久留米総合スポーツセンター(久留米市)で開催され、秋田章二議長が出席しました。
秋田議長は「県議会といたしましても、障がいの有無に関わらず、県民誰もがスポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことができますよう、関係機関の皆さまや県行政と手を携え、今後とも鋭意取り組んでまいります」とあいさつしました。