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Fukuoka Pride Food

博多えのきと博多ぶなしめじの写真

夏レシピにもぜひ。西日本一の生産地、大木町から食卓へ

長野県、新潟県に次ぐ全国3位のきのこの生産量を誇る福岡県。筑後平野の中心部に位置する大木町は、西日本一のきのこの生産地です。昔から水害で田畑が水につかる被害が多かった大木町では、約50年前、通年で安定した収穫が可能なきのこに注目。生産者は長野県に出向き、菌の培養方法や培地を瓶に詰めて育てる栽培方法を習得したそうです。その後、種菌研究所の設立や生産工場の共同経営といった生産者の熱意と努力により、全国でも有数の生産地となりました。

ぶなしめじやえのきたけは、おがくずなどを瓶に詰めた培地に植菌した後、数週間かけて菌を瓶全体に行き渡らせます。その後、自然界できのこが発生するような、秋の森林の温度と高い湿度を再現した部屋で、3~4週間かけて成長させ、収穫します。

大木町では、えのきたけのオリジナル新品種「大木白雪919」を平成30年から生産。料理の彩りを引き立たせる色の白さと、シャキシャキした食感が特徴です。

冬に需要の多いきのこですが、夏バテ対策にも効果があるといわれます。この夏はきのこを使った料理を楽しんでみませんか?

たくさんのぶなしめじを持つ井手理事長の写真

「完全無農薬、安心・安全のぶなしめじです」と豊地の郷(ほうちのさと)理事長・井手正宏(いでまさひろ)さん

ぶなしめじが成長する様子の写真

ぶなしめじが成長する様子(右端が約3週間後)

作業場でスタッフが袋詰めをしている写真

えのきたけの袋詰めは丁寧な手作業で行われる

えのきたけの説明をしている大塚代表の写真

「えのきたけの新品種『大木白雪919』は黄色みがかった従来の品種と比べ、白さが極まっています」と大木テクノパック代表・大塚敏秋(おおつかとしあき)さん

  • きのことゴーヤ炒めの写真
  • きのことゴーヤ炒め(1人分)

    【材料】●ぶなしめじ…20g ●えのきたけ…20g
    ※きのこの石づきは取ってほぐしておく
    ●ゴーヤ…1/3本 ●ベーコン…30g ●卵…1個
    ●塩、黒胡椒…適量 ●ニンニク…適量
    ●サラダ油(炒め用)

    【作り方】
    1.ゴーヤ、ベーコンは食べやすい大きさに切り、ゴーヤは塩もみにしておく
    2.ニンニクをスライスして、熱したフライパンに油を引いて炒め、香りを出す
    3.塩もみしたゴーヤをしぼってフライパンで炒め、続いてベーコン、えのきたけ、ぶなしめじの順に入れて炒める
    4.3をフライパンの端に寄せ、空いたところに溶き卵を流し入れ、炒める
    5.卵に火が通ったら全体を混ぜ合わせる
    6.塩、黒胡椒で味を調え、皿に盛り付ける