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福泊の旅 泊まる、見つける、福岡のいま|北九州

北九州が夕焼けに染まる風景写真

上)空港まで続く橋の上のライトが、幻想的な景色へ導いてくれる 下)工場棟に沈む夕陽が、港の海に反射しながらドラマチックに輝く

泊まってゆっくり過ごすことで初めて見つけられる風景があります。「福泊の旅」は、一泊二日で出掛けるからこそ出合える福岡の風景をご紹介する新シリーズです。第1回目は良い意味で私たちのイメージを裏切る、北九州地域の素顔に出合える一泊旅。

北九州

早朝の紅い空は、小さな旅の大きな思い出。

海を渡る真っすぐな道。2キロも続く連絡橋の先に北九州空港の明かりが点滅しています。シルエットを包むように紅く染まり始める空には、旅立つ飛行機の姿が見えることも。こんな夜明けを見ることができるのも、泊まって過ごしたからこその醍醐味です。身近な場所も泊まることで、まちの新しい魅力に出合えます。今回はのどかな北九州地域の素顔に触れたくて、小さな旅に出掛けました。

まずは、鞍手ICを降りて遠賀川沿いを進んで芦屋海岸へ。夏に白い花を咲かせるハマユウが出迎えてくれます。そこから若松北海岸の方向に車を走らせ、途中の小さなワイナリーに立ち寄って遠見ヶ鼻(とおみがはな)へ。青い空と白い灯台、そして透き通った海が「ここは本当に北九州?」と驚かせてくれます。

若松の市街地では、自分だけの若戸大橋スポットを探し、小倉港で工場に沈む夕日をぼんやり眺めながら、北九州らしい景色を味わうことも楽しみ方の一つ。

一泊して夜はゆっくり過ごし、翌日は早朝から朝焼けを眺めます。その後は、午前中のうちに合馬(おうま)の竹林や趣あるアーチ型の眼鏡橋を散策し、お昼は古民家のカフェへ。緑豊かな山間を眺めながらのんびりランチを。まちのいろいろな素顔に出合えた一泊旅となりました。

夏井ヶ浜の写真

芦屋町の“はまゆう海岸通り”から砂浜に降りれば、波が静かに押し寄せてくる

快晴の空と純白の妙見埼灯台の写真

真っ青な空を背景に白さも鮮やかな妙見埼灯台(みょうけんざきとうだい)。若松北海岸の美しい海原に突き出す遠見ケ鼻から響灘の安全を見守っている

ワタリセファーム&ワイナリーの看板写真
ぶどう畑で作業する藤田佳三オーナーの写真

ワイン特区に認定された北九州市でぶどうの自家栽培からワインの醸造、販売までを手掛ける「ワタリセファーム&ワイナリー」。若松の潮風と大地から藤田佳三(ふじたけいぞう)オーナーが育てる多彩なぶどうで地産地消のワインが生まれている

若戸大橋と白山神社の鳥居の写真

高塔山(たかとうやま)中腹は緑に囲まれる若戸大橋と白山(はくさん)神社の鳥居が重なって見える注目スポット

田畑に広がる朝焼けの写真

曽根干潟横に広がる田畑も朝焼けの中で紅く染まる

合馬竹林公園の写真

合馬竹林公園ではさまざまな種類の美しい竹が訪れる人を出迎える

春吉の眼鏡橋の写真

紫川の上流には北九州市で唯一の石橋「春吉の眼鏡橋」が健在

道原ガーデンカフェのパンやスープなどの料理写真
道原ガーデンカフェの外観写真
道原ガーデンカフェの内観写真

のどかな風景に佇む「道原ガーデンカフェ」。築130年という落ち着きある古民家では、窓辺から望む景色や温かいスープを添えたランチが魅力*要予約

●ワタリセファーム&ワイナリー 【住所】北九州市若松区有毛1788 【電話】080-1719-8773
●道原ガーデンカフェ 【住所】北九州市小倉南区道原1303-4 【電話】090-1363-0781

MAP

KITAKYUSHU 2DAYS、北九州マップのイラスト

番号は写真と対応しています

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