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人と動物の共通感染症対策について

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年1月18日更新

人と動物の共通感染症を知っていますか?

 人と動物に共通する感染症(Zoonosis:ズーノーシス)は、日本では、「人獣共通感染症」や「人と動物の共通感染症」、「動物由来感染症」と言われており、世界保健機構(WHO)ではこれを「脊椎動物と人の間で自然に移行するすべての病気又は感染(動物等では病気にならない場合もある)」と定義しています。

 どんな病気があるの?

 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」には、以下のような感染症が規定されています。

 

一類感染症エボラ出血熱マールブルグ病  
二類感染症重症急性呼吸器症候群(SARS)中東呼吸器症候群(MERS)鳥インフルエンザ(H5N1,H7N9) 
三類感染症細菌性赤痢腸管出血性大腸菌感染症  
四類感染症ウエストナイル熱エキノコックス症オウム病回帰熱
狂犬病重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ダニ媒介脳炎チクングニア熱
ツツガムシ病デング熱日本紅斑熱ブルセラ症
マラリア野兎病リフトバレー熱

レプトスピラ症

 また、感染症法に規定される疾患以外に、猫ひっかき病、パスツレラ症、皮膚糸状菌症、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症(注1参照)、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症(注2参照)などの感染症があります。

(注1)厚生労働省「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症について」(新しいウインドウで開きます)

(注2)厚生労働省「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症について」(新しいウインドウで開きます)

どんなことに気を付ければいいの?

過剰なふれ合いは控えましょう

 動物の口の中や爪には、細菌やウイルスなどがいる場合があります。口移しで餌を与えたり、スプーンや箸の共用は控えましょう。また、動物を布団に入れて寝ることもアレルギー等疾患の原因となることがあります。

野生動物の家庭での飼育や野外での接触は避けましょう

 野生動物はどのような病原体を保有しているかわかりません。人と動物の共通感染症予防のため、また、野生動物を保護する点からも、野生動物の飼育を避けましょう。

動物に触ったら、必ず手を洗いましょう

 動物の排泄物や皮膚には、寄生虫の卵や細菌、真菌などの病原体が存在し、知らないうちに吸い込んだり口の中に入ってしまう場合があります。動物に触った後や、ペットのケージや水槽の清掃をした後には、必ず手を洗いましょう。

砂場や公園で遊んだら、必ず手を洗いましょう

 動物が排泄を行いがちな砂場や公園は注意が必要です。特に、子どもの砂遊び、ガーデニングで草むしりや土いじりをした後は、十分に手を洗いましょう。また、糞を見つけたら速やかに処理しましょう。

動物の身の回りは清潔にしましょう

 飼っている動物はブラッシング、つめ切りなど、こまめに手入れをするとともに、動物の寝床も清潔にしましょう。小屋や鳥かごなどはよく掃除をして清潔に保ちましょう。タオルや敷物、水槽などは細菌が増殖しやすいので、こまめな洗浄が必要です。

室内で鳥を飼育するときは換気を心がけましょう

 鳥の羽毛や乾燥した排泄物、ちりやほこりなどが室内に充満しやすくなります。鳥かごや室内のこまめな清掃のほか、定期的に換気に努めましょう。

犬の狂犬病予防注射と登録は飼い主の義務です

 飼い主には、狂犬病予防法により、飼い犬の市町村への登録と飼い犬への狂犬病予防注射、鑑札と注射済票の装着が義務づけられています。手続きなどのご相談はお住まいの市町村へお尋ねください。

 福岡県の取り組み

 福岡県では、「人と動物の共通感染症」に対し、医療と獣医療の専門家である(公社)福岡県医師会、(公社)福岡県獣医師会及び行政機関が手を携え、情報共有・課題整理を行うことで、共通感染症の発生予防及びまん延防止を図ることを目的に、「人と動物の共通感染症対策における医療と獣医療の連携推進事業」を実施しています。

事業概要

1.医療・獣医療協議会の設置

 (公益社団法人)福岡県医師会、(公益社団法人)福岡県獣医師会及び行政機関(政令市、中核市及び保健所設置市を含む)を委員とする「福岡県共通感染症対策協議会」を設置し、専門的見地から現状の把握及び課題を整理し、今後、連携・協力して取り組むべき事項について協議を行っています。

2.共通感染症対策シミュレーション(訓練)の実施

 県内で共通感染症が発生した場合には、医療従事者、獣医療従事者、行政担当者等が連携して迅速な原因究明及びまん延防止策が求められます。このため、発生時のシミュレーション(訓練)を行い、各関係者の役割を確認するとともに、連携して発生に備えることとしています。

3.シンポジウムの開催

 医療及び獣医療分野の専門家による講演や意見交換により、医療及び獣医療関係者の気運の醸成を図るとともに、共通感染症に対する正しい知識の普及啓発を行うことを目的とし、シンポジウムを開催しています。

 平成27年度福岡県「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」

 平成28年度福岡県「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」

 平成29年度福岡県「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」

 

4.共通感染症発生状況等調査の実施

 動物における病原体の保有状況を広くモニタリングすることで、共通感染症のまん延防止に寄与することを目的とし、県内の協力動物病院において採取した検体について、県保健環境研究所等で検査を実施しています。また、検査結果の分析及び評価については、(公社)福岡県獣医師会で実施しています。 

 これまでの福岡県共通感染症発生状況等調査に係る検査結果の分析及び評価 [PDFファイル/486KB]

(各年度の調査内容)

 平成26年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/201KB]

 平成26年度福岡県共通感染症発生状況調査に係る分析及び評価 [PDFファイル/146KB]

 平成27年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/214KB]

  平成27年度福岡県共通感染症発生状況調査に係る分析及び評価 [PDFファイル/233KB]

  平成28年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/208KB]

 平成28年度福岡県共通感染症発生状況調査に係る分析及び評価 [PDFファイル/257KB]

関連リンク

 厚生労働省(動物由来感染症)(新しいウインドウで開きます)

 動物検疫所(新しいウインドウで開きます)

 福岡県医師会(新しいウインドウで開きます)

 福岡県獣医師会(新しいウインドウで開きます)

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